浅野

カウンセリングサービス浅野寿和です。いつもありがとうございます。

 

さて、もう今年もあと少し。我が家では「まずいよ!年賀状まだ書いてないよ!」「帰省する準備していないよ」「マイカーの洗車はいつするの?」「お互いいつまで仕事なの?」「あー娘が掃除のバケツひっくり返して水浸し〜!」とドタバタっぷりを見せておりまして、当分落ち着くことはないでしょう・・・_| ̄|○

 

みなさまはどうか心穏やかな年末年始をお迎えになりますよう、心からお祈り申し上げます。

 

それでは今日のコラムです。よろしければどうぞ。

 

 

私たちはそれぞれに「自己価値」と呼ばれるものをもっています。

 

これは「自分自身がどれぐらい愛されるにふさわしいか」を、自分自身でどう感じているかを示すものなんですね。

 

自己価値が高ければ「自分は愛されるにふさわしい」と感じていて、低ければ「自分には愛される価値がない」と感じている可能性が高いわけです。

 

だからといって、それで人の価値が客観的に測れるわけではないですよね。その人がそう感じている、ということですから。

 

ただもし仮に自己価値が低かったとしても、私たち人間というものは愛というものを求めるわけです。

 

大切な人を愛すること、愛されることを求め、「どうすれば愛されるだろう」「どうすれば愛が伝わるだろう」と考えたりするわけですね。

 

 

ここで登場する「ストイックさん」と僕が勝手に呼んでいるタイプの方(心理パターン)があるのですよ。

 

言い換えれば

 

自分は「どうすれば愛されるだろう」「どうすれば愛が伝わるだろう」と考えた末

 

「そうか、自分に厳しくしていればいいんだ」

 

と考えるタイプの方がそれにあたります。

 

 

あなたの周りにもいないでしょうか?

 

・やたら自己評価がキビしい人。

・褒められても「いやいや」としか言わない人。

・傍目から見てすんごい努力していても「自分はまだまだですから」としか言わない人。

・「もっと頑張らないといけないと思う」と思い込んでいる人。

 

もちろんそういったストイックさんが、ダメってことじゃありませんよ。

 

むしろ(自分に厳しい評価を与えて)日々努力している姿は、ときに好感を抱かれたり、承認されることも少なくないはずなのです。

 

しかし、ストイックさんはとにかく周囲からの評価や報酬を受け取らないのです。そして内面でどこか自信のなさを感じたまま、更に自分を厳しく扱っているのですね。

 

なぜそんなことが続くのかと言えば・・・

 

「どうすれば愛されるだろう」

「どうすれば愛が伝わるだろう」

 

そう考えているからなのです。

 

こういった観念は、多く僕たちが育った環境で学び取ったことであることが多いものですけどね。それがいいかどうかは別にして。

 

 

そんなストイックさんの恋愛のご相談って

 

「彼とのお付き合いがしんどい」

「夫の関係で疲れ果ててしまう」

 

そんなお話が圧倒的に多いのです。

 

中には

 

「今の夫と(彼と)一緒にいられないと感じてしまう」

「そもそも好きで一緒にいるわけじゃないような気がする、けれど、別れることはできない」

 

そんな思いを抱えている方も少なくないのです。

 

どこか気持ちが燃え尽きている、そんな様子が見えてくることも少なくありません。

 

客観的に見れば

 

「そんなに辛いなら別れたらいいじゃない」

 

なんてアドバイスも飛んできそうな恋愛・夫婦関係であっても、「いや、頑張らないといけない気がする」と耐え忍ぶのです。

 

そんなストイックさんの恋愛の始まりは

 

「妥協」

 

となっているケースも確かに散見されること。

 

僕は別にその人が選んだ人に対してケチを付けたいわけじゃないんですよ。

 

しかしどう見ても「自己犠牲的」な恋愛やパートナーシップを抱え込んで、正直今がつらいと感じているけれど、しかしその関係が手放せない状態になることも多いのです。

 

 

なぜそんな恋愛・関係性になっているか、というと

 

自分に厳しい目ばかりを向けている、そもそもの動機にその理由を見出すことができます。

 

これは誤解なのですが、ストイックさんは自分で感じられない「自己価値」分だけ、自分に厳しい態度を示し続けるわけです。

 

本来の自己価値が高かったとしても、人生のいろんな困難にぶつかったり、やたら自分自身を厳しく扱っている間に自己価値が下がってしまうこともありえます。

 

どこか自分の価値を感じ取れなくなったストイックさんにとって、本来の自己価値に見合った関係性を手に入れることが難しくなってしまうことがあるのですね。

 

だから「まぁ・・・この人でいいか」と若干の手打ち感の中でパートナーを選んでいる方もいらっしゃるのです。

 

言い方を変えれば、誤解なんだけど「そんなに頑張らなくてもいいと思えるパートナー」を選ぶんですね。

 

しかしストイックさんのストイック度合いは変わらない。

 

「どうすれば愛されるか」

「どうすれば愛が伝わるか」

 

そう考えるパターンは変わっていないのですね。

 

そりゃ・・・燃え尽きますよね。

 

そして、これ以上どう頑張ればいいんだと思う分だけ、自分に自信も感じられないし、多くを求める気にもならないでしょう。

 

こういった恋愛を繰り返すうちに、なぜか更に自己価値が下がり、多くを求めず、自分に対する厳しい目だけが残るなんてお話もあるわけです。

 

だから僕は

 

「自分に厳しい目を向けることも、自分を高め学びを深めるためには必要かもしれません。

 

しかし、度を超えた自分への厳しさは、恋愛や幸せを求めるときに妥協を導く理由になりますよ。

 

自分を自分で律しすぎると、諦めのほうが強くなっちゃいますからね。」

 

なんてお話をさせていただくこともあるのです。

 

 

「あなたが思っている以上に、あなたの力も魅力も才能もあるのです。

 

僕も一緒に歩きますから、それに気づこう、という意欲は持ってくださいねー。そこからあなたをココロのバランスを取っていきましょう~」

 

なんてお話をさせていただくこともあるのです。

 

 

もし

 

「どうすれば愛されるだろう」

「どうすれば愛が伝わるだろう」

 

その問に対する答えを導くなら

 

自分の価値を見出しながら「自分の思いがうまく伝わる方法」を見つけることなのでしょう。

 

自分をやたらめったら厳しく扱うと、自分を隠してしまうことになることも多いのです。

 

また、自分に厳しい目を向けるなら、それと同じぐらいう優しい目、価値を見る目を向けていいのです。

 

その目を向けることで、自分がどれだけ人に愛されているか、認められているか、感謝されているかがわかります。

 

その感覚が分かる状態になって初めて「対等なパートナーシップ」が手に入るのですよ。

 

どこか自分にキビシイ努力家さんほど、覚えておいてほしいことの一つです。

 

どうか自分を大切にしてくださいませね。

 

 

今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

【この記事を書いた人】


心理カウンセラー 浅野寿和(あさの・ひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区担当」

 

「恋愛」「婚活」「結婚」「ご夫婦の問題・関係性」などを男性・女性の心理面からバランス良く分析し解決に導く人気カウンセラー。東京・大阪では2ヶ月先まで予約が取れないカウンセラーでもある。

屈託のない語り口と、明快な分析は目からウロコと評され、ユーモアを忘れない「話すと元気になる」カウンセリングは高いリピーター率につながっている。

 


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