浅野

カウンセリングサービス浅野寿和です。いつもご覧いただきありがとうございます。

さて、今回が浅野担当分の「恋愛テクニック」今年最後の記事になります。今年もご覧いただきまして本当にありがとうございました。

そして、もうすぐクリスマスですね。個人的にはあっという間に来ちゃった感がありありなんですが・・・。

僕は何しているかと言いますと、もちろん「仕事」です!
まぁ、いろんな意味でとてもロマンティックな夜になりそうです(笑)


■さて、今日は例えば

・仕事人間な彼のお話。

・いつも自分中心、主導権を取りたがる彼

・あまりあなた(パートナー)と関わらないけれど一緒にいる彼

などに共通した心の要素のお話を今日はさせていただきたいと思います。よろしければお付き合いください。


■さて、この上に書いた3タイプの彼に共通した心の要素。

それが「傷ついた女性性」という要素なんですね。

傷ついた女性性を説明する前に、「女性性とは」というお話なんですが

誤解を怖れず簡単に表現すると、女性らしい要素、だと思っていただければいいのかもしれません。

例えば、慈愛、柔らかさ、家庭、受容、感情、美しさ、女性的な優しさ、女性的な包容力といった要素ですね。

この女性性は誰もが持っているもので、男性だからないというわけではないんですね。

で、この女性性の要素が傷ついている(ハートブレイクを起こしている)男性というのは、何故か上記のタイプの傾向を見せるようになります。


先に書いた3つのタイプ、これ、どれも「自立」(一人で生きる・一人で頑張る)傾向が強いんですね。自分の内面を人に触れさせないようなイメージがわかりやすいかと思います。

ここでのポイントは、例えば、

男性の過去に十分愛されてこなかった、何かしらの理由で自分から愛情を求めなかった、家族が上手に機能していなかった、など、

十分に依存できなかったり、愛情をもらえない・貰わない状態で、オトナとして自立して今がある可能性が高い、ということ。

コレはあくまで一例ですが、例えば

子供時代や学校生活、家庭の中で、子供だからこそ「本当は誰かをあてにしたのに全然助けてくれなかった」「誰かを当てにしたくても家族に余裕がなくて当てにできなかった」ような環境があったとすれば

周囲は大人は「頼りにならなかった」という思い、それは時に心の痛み(ハートブレイク)になり、その反動で「自立心」を強く持つようになる方がいらっしゃいます。

「こんなに切なく辛い思いをするくらいならば、もう誰もアテにせず生きていく」といった感じで。

これもまた生きるために必要なことだったのでしょう。
しかしその感覚を強めると、自立していく過程であまり「依存的」「女性性的」なものを望んだり期待することなく、自分次第で生きていかれる方もいるんですね。


ただ、その心の中は?と言いますと、満たされていない依存心、が残っている可能性がかなり高いわけです。(だからこそ恋愛に興味をもつ、という方もいます。)


「本当はあの時、○○してほしかった、理解して欲しかった、味方になってほしかった・・・」などの思いが、抑圧されて感じないようになっています

が、心の中ではこの感覚が動くのですね。


・仕事人間な彼、の場合

仕事はある意味自立的・男性性的な要素を持つものなのですが、もし男性の中に満たされない思いがあると、「仕事」に「依存性」を持つことがあります。実際欲しかった愛情や理解ではないのですが、埋まらない依存心の度合いだけ、何かに依存している心理状態が出来上がる、と考えていただいていいと思います。


・いつも自分中心、主導権を取りたがる彼

いつも自分中心でいないと、つまり相手次第の(子供時代や家族の中などでは自分次第でないことが多い)関係では、「満たされない思い」をまた体験してしまうという、まぁあまり自覚もない状態でしょうが、ココロがそのハートブレイクを感じて、それを阻止する方向に動くんですね。


・あまりあなた(パートナー)と関わらないけれど一緒にいる彼

コレは先の例と逆で、今まで身近な人と関わっていた時に「満たされない思い」を抱えハートブレイクを起こしているので、半ば無自覚的に、そもそも身近な人を作ろうとしない、関わろうとしないといった状況を作る方向に心が動くんですね。


と、どうにも男性の中の依存心の部分、女性性の部分が傷ついているとこういった男性の行動パターンができあがる、と考えられるんです。
もちろん他にもいろいろ考え方はありますよ。


■さて、このようなパターンを持つ男性のそばにいる女性の皆さんは、んーやっぱり大変ですよね。

そういったご相談も実際にたくさんいただきますし。

何より妙な構図になるのが、このようなタイプの男性と一緒にいる女性の皆さんの「女性性(や自己価値)」も傷ついちゃうということなんですね。

例えば

・仕事人間な彼と一緒にいて、「仕事は彼の趣味だから」と割りきれていれば問題ないのですが、とてもナイーブな感情を感じやすい恋愛関係の中では、「彼が私の方を向いてくれない」という現実に、自信を失っちゃったという女性の皆さんのお話も伺います。

・主導権を取りたがる彼にブンブン振り回されている時に、自分が女性として愛されているって感じ・・・にくいですよね。そこで優しい女性の皆さんは「自分がダメなんだ」「辛い濃いばかりする私って・・・」と自己否定モードに入られることもあります。

・あまり関わってこない彼に関しては・・・書くまでもないと思うのですが、愛されてる感、望まれている感が全く無い感じがして、どんどん不安になったり、自分を疑ったりというお話に繋がりますね。


目の前のパートナーを愛していても、男性の中で、昔十分に手に入れられなかった女性性の要素を与えることに抵抗感を感じたり、難しく感じることがあるんです。


このように実際のカウンセリングで登場する恋愛の問題を伺うと

「お互いに女性性が傷ついているかも、ですね」という状況になっていることも少なくないんですね。

だから、「愛してる・愛してない(=コレも女性性の要素)」でケンカされたり、自分が愛されているか不安でしょうが無かったり、男性の場合「頑張って仕事してんだから・自分なりに関わってんだから理解してくれよ」なんて言いたくなったりもするんですよね。

まぁそんな関係になってしまったなら、一度関係を精算するという方法もぶっちゃけあるのかもしれません。それには僕も否定的じゃありませんし、大人同士ですからね、いろいろな選択肢があると思うんですよね。


ただ、もう一度向き合いたい・・・というご相談をいただく時があるわけです。


そんな時は、お互いに「女性性が傷ついている」という視点を持っていただいて、まずは女性の自己価値(女性性)をちゃんと高めていったり、辛い気持ちを解放したり、不安を少しでも減らす、そんな前向きな方向性を考えていきます。

そうじゃないと、女性性が傷ついているからこそ生まれている男性の行動パターンで、傷ついてしまう女性の皆さんが多いから、なんですね。

どこか、彼のことを頑張ってその彼を愛そう(時には助けよう)、そうできない自分がダメなんだ・・・と思われる方が少なくないんですよね。それぐらい女性の皆さんって
愛情で動いていらっしゃる方が多いと思うんですよね。

それは本当に勇気ある行動だと思うんです。

でも、そのまま近づくとやっぱり痛いので、ちゃんと相手の行動を意味が理解できるぐらいに、自分の心に余裕を作ることが大切なんですよね。

何より「今が苦しいけれど必死」みたいな感覚があるなら、恋愛自体楽しめませんよね。こんな時、どうしても辛い恋愛になってしまうかもしれません

そんなあなたの表情を・・・実は男性はよーく見ています。

「楽しそうじゃないね」「頑張り過ぎ」「俺といるとやっぱり辛いんだ」と感じてしまう。またパートナーを当てにできない状況が生まれたり、女性から距離を取る(身近な人に頼れない過去の再現)なんてことも起きます。

これではあなたの愛がどれだけ素晴らしくても・・・いい結果に結びつきくいと僕は思うんですよね。


そもそもこのような状況で

お互いに「女性性が傷ついている」だなんて認識なんてしませんから。無意識的ですからね、この要素は。ほとんど、頭で考えて気づけるようなものでもないんです。

だから、まず知る。そして自分を楽にする。すると分かってくるんですよね、相手の行動の意味が。

そして自分がどうして相手に近づけなかったり、愛せなかったり、愛情を交わし会えないのか?などなども、ゆっくり感じ取れるようになってきます。

それが分かってはじめて手が打てる。冷静に落ち着いて行動できるようになると僕は考えています。


また、そもそもパートナー間の感情はとてもナイーブに共鳴するもの。

あなたのココロが回復した後での言動は、不安や「傷ついた女性性」が元にはなっていないので、相手の傷ついた女性性の部分に共鳴しなくなることがある。

つまり男性に疑われたり、拒絶されることが少なくなり、あなたの言葉や思いが伝わりやすくなるんですよ。
たとえ、今までと同じことを伝えていたとしても。

僕もそういったケースをたくさん見てきましたし。

だからどうか、こういった男性との間でお悩みの女性の皆さんこそ、ご自分を責めず、愛されない理由をいたずらに探すのではなくて、ご自分を大切にしていただければと思います。

あなたが「私は素晴らしい」と、素直に感じられる時間を増やすことで、あなたの心も落ち着きますから。そのお手伝いが必要ならいつでも喜んでさせていただきますので。


今回は以上です、最後までご覧いただきありがとうございました。

また来年もよろしくお願い致します。良いお年をお迎えください。


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