■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもご覧いただきありがとうございます。
さて12月に入り、もう少しで2015年も終わりですね。今年の冬は比較的温かい気もしますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
この原稿は、今年最後の東京出張カウンセリングの合間にアップしているんですが、本当に早いもので、つい先日まで暑いなーと言っていた気がします。時間ってあっという間に過ぎますね・・・ってそれは僕も年齢を重ねたせいでしょうか?やっぱりどこか季節感を感じて生きていたいものですね。
さて12月に入り、もう少しで2015年も終わりですね。今年の冬は比較的温かい気もしますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
この原稿は、今年最後の東京出張カウンセリングの合間にアップしているんですが、本当に早いもので、つい先日まで暑いなーと言っていた気がします。時間ってあっという間に過ぎますね・・・ってそれは僕も年齢を重ねたせいでしょうか?やっぱりどこか季節感を感じて生きていたいものですね。
■さて、今日はこんなケースについて考えてみます。
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彼と意見がなかなか合わなくてケンカが多くなってきているんです。
彼は何も言わないんですよ、本当に。
何も言わないから二人の予定のことでも「私がどうしたい?」と聞くと、君の好きなように、ということが多い彼。
じゃどうしたいの?と思うじゃないですか。こればっかり続くとイライラしてしまって。
そう彼に伝えると、僕は君のことを優先している、というんです。
もう彼のことがよく分からなくて・・・一体彼は何を考えているでしょうか?
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といった恋愛面でのお話もお聞きするので、今日はその部分に関して一つの考え方としてテキストを書き進めますね。よろしければお付き合いください。
■さて、今回のような彼の行動はどうして起きるのか?を少し考えてみますと
どうもその彼が「彼女の意見を何より尊重し、優しさを用いなければいけない」と思っているフシがあるのでしょうね。
例えば
彼女の意見を尊重し、優しくしないと・・・どうなると思っているのか?
どうも「きっと二人の関係はいい関係にはならない」と思っているっぽいですよね。
だから、「彼女の意見を尊重する優しさ」で、今の関係をつなごうとしている。
もちろん二人の形としては彼が何も言わないだけ、「彼は彼女に依存している」構図となりますけどね・・・。
ということはそもそも彼は
「自分の思うように行動すると、それは迷惑なんじゃないか」という思い込みがある可能性を感じます。
だから、自分のことは(できる限り)横において、相手に合わせようとするのでしょうね。
この彼の発想はどこか「いい子」的な発想なのかもしれませんね。
例えば、対人関係で気を使ってトラブルを回避しようと思うとき
相手の意見を尊重しておけば、トラブルが回避できたり、たとえトラブっていても状況が収まりやすい。
どこかそんな発想があるのかもしれません。過去の成功体験という実績もね。
ん?
ということは、この彼「相手に合わせること=積極的に関わらないこと」で、恋愛でのトラブルを回避しようと思っているとも考えれませんか?
つまり、彼がそもそも「恋愛はうまくいかないもの」だと思っているフシがあるのでは、と僕は感じます。その対処法として、相手に合わせているから頑ななのかも?
今の関係を大切にしたい、そう思うから相手と関わる人もいますが、その逆にそっとしておく、相手の意志に沿おうとする人もいますからね。
そう考えてみると、彼も今の関係を壊したくないので、自分のやり方を貫いている?と考えられると思うんですよね。
仮にそうであれば、これが彼の中に隠れている恋愛観なのかもしれません。
そこにはどうも、彼自身の中の自己嫌悪や不安、自信などが影響していると考えられますね。
自分がどこまで彼女とうまくやっていけるのか?実は不安なのかもしれません、彼も。
でもこれ、彼はきっとそんなつもりはなくとも
彼女さんや二人の関係への愛情のなさや不信感、と誤解されかねないですよね・・・。
まぁ彼にとっては、恋がうまくいかない不安や、自信がないという感覚を隠すために
いろいろ考えた挙句、何故か相手に不信感を持たれるという、なんとも悲しい罠なのですが。
■ということで、こういった関係をより良い形にするということを考えるならば。
お互いの事情や不安で、相手を愛し、相手に愛されている感覚を消さないこと、です。
一言で言えば、不安にしがみつかなければいいよ、ということですね。
だから、例えば彼は「積極的に関わることは相手の喜びになりえる」ことを理解し、実践することなんでしょうね。
自己嫌悪や自分の不安があると、グッとココロが止まってしまいがちなんですけど。
相手の愛情をみるということで、そこをちゃんと抜けていく必要がありそうです。
逆に、自分の中の不安を理由に相手と関わらないことは、ある意味「無関心」つまり「愛の対極の表現」にみえてしまいがちですから。
男女問わず、よく恋に自信がないとか、罪悪感的発想が強い方からそういうお話を伺いますけど
恋愛の中であまりに受け身なスタンスになってしまうと、誤解も増えるし、傷つく事が多いし、自分も愛されていることが感じられないので
お互いに求め合う関係なら「相手をよく見て」前に出る方がいい結果を得やすいと思いますよ。
あまりに不安が強いときはその根っこの感情について、ちゃんと見つめたり、癒やすことをオススメしたいところです。
また女性側からの視点では
彼の優しさの裏に隠れた、「積極的に関わらない」愛し方から、彼の愛情をキャッチする、という部分かもしれません。
彼も悪気があってこういった行動をしていないという部分がポイントかなと思います、ムカつくかもしれませんけど・・・。
本当に無関心なら押しても引いても駄目だし、きっと殆ど合う時間もないかもしれません。
彼は彼なりに大事に思っていないわけではなさそう。
この彼の愛し方が不満なら、そりゃ寂しいですしね、未来のことを考えて別れてもOKですし。
これからも一緒にいるなら、彼が今はあなたの方を向いていることをちゃんとみて、我慢して耐えるのではなく
彼のいい部分を上手に褒めながら、「こうしてもらうと嬉しい」などと自己表現していくほうがソフトなやり方かなと思います。そうやって彼の関わりを引っ張りだすお手伝いをして見る感じです。
まぁ時にはガツガツ彼に向かって行く勇者もいらっしゃいますけどね。ホント恐れを知らぬ勇者だなぁ~と思いますが、それぐらい彼のこと好きなんだなぁ~とも思います。
ここで私は大切にされていない、愛されていないと不安や無価値感を感じる方向に気持ちが流れ過ぎると
もうすごく悲しみや不安、ムカつきが止まりませんから、つい不満をぶつけてしまって関係は確かに良い方向には向かない、という感じですね。
でもそんなに自分のことを悲観しなくても良いのかな?と僕は思ったりもします。
でもそんなに自分のことを悲観しなくても良いのかな?と僕は思ったりもします。
なので、僕のカウンセリングで皆さんの価値を感じていただくお話やプロセスをご提供しているのですね。
とはいえ、関わりあわない恋愛って確かに寂しいですよね・・・。
よく恋愛の中で使われる尊重だとか、優しさという言葉が曖昧なんだろうなとも僕は思いますけども
せっかくの恋愛、いい関係を続けていきたいなら、お互いがお互いに積極的に関わるほうが妙な誤解も減ることがあるのかもしれませんね。
どこかお互いの中にある不安にしがみついて、自分の素晴らしさや、目の前の人の愛情をスルーすることだけは避けたいところですね。
今回は以上です、最後までご覧頂きありがとうございました。
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