さて、GWはじまりますね。皆さんはご予定ありますか？今日はＧＷだからということではないですが、少しいつもとテイストを変えたテキストにしてみます。
今日のテーマは「あなたの想いを伝えるために大切なこと」。
シンプルなことをテキストにしてみますね。よろしければお付き合い下さいませ。
シンプルなことをテキストにしてみますね。よろしければお付き合い下さいませ。
■さて、早速ですが質問です。
今、あなたにとって大切な人がいたとします。
そしてその方とあなたがもっと近づきたいと思った時、あなたはその大切な人の「何が知りたい」と思いますか？
その人の癖？好み？嫌いなもの？喜ぶこと？・・・一体何を知りたいと思うでしょうか？
また同時に、あなたにとって大切な人に、あなたは自分の何を知ってほしいと願うでしょうか？
少し考えてみてくださいね。
・・・
はい、この問題の答えは人それぞれだと思いますから正しい間違いはありません。
が、ココロの側面から考えるとおそらく、私達は大切に想う人の「気持ち」を知りたくなり、大切な人に自分の「気持ち」を知ってほしいのだと思うのです。
どれだけ私があなたのことが好きなのか？恋焦がれているのか？大切に思っているのか・・・などなど。そしてこういった想い、恋愛カウンセリングの現場では世代に関係なく多く伺うことの一つです。だからあなたが大切に想う人にあなたの想いを届けたいと思うのでしょう。これはとても自然なことだと思うわけです。
■では、もう一つの質問です。少し考えてみてくださいね。
もしあなたにとって大切な人がいたとして、あなたが自分の「気持ち」を伝えようと思った時、あなたはどうやってその気持ちを伝えますか？
もしあなたにとって大切な人がいたとして、あなたが自分の「気持ち」を伝えようと思った時、あなたはどうやってその気持ちを伝えますか？
もちろん、言葉やメール・手紙、念や狼煙・・・といった手段の事を考えてほしいわけではありません。
あなたは、あなたの気持ちの「どの部分を強調」して相手に伝えたいと思うでしょうか？
・・・
どうしてこういった質問を書いているか？と言いますと、恋愛カウンセリングの中で僕がこの質問は必ずと言っていいほどさせていただくこと、だからです。まぁ、今回のように直球でお尋ねすることはなく、しれっと会話に混ぜて聞いております。
それぐらいあなたが自分の気持ちの「どの部分を強調して相手に伝えようとしているか？」は、恋愛カウンセリングの中でとても大切なことだと僕は思っているのです。
■少し話を変えましょう。
例えば、あなたが今、営業の仕事をしていると思って下さい。まぁ売り物はなんでもいいのですが・・・例えば、僕の前職にひっかけて、生命保険を売るとしましょう。
あなたは生命保険を売るとしたら、お客様に何を訴えたいですか？
その保険のメリットでしょうか？保険料の安さでしょうか？保障の手厚さでしょうか？生命保険の持つ社会的な意味でしょうか？安心感でしょうか？
もちろん、この方法で売ることに間違いではないのですが、僕はお客様自体にそもそも保険に興味が無い限りあまり売れないような気がします。
保険に興味がある人前提であれば問題ないけれど、興味が無い人に売り込むのはちょっと難しい方法かもなぁ、と思うわけです。
何故か？
それは「保険そのもの（＝商品の説明）」を売っているからです。
それは「保険そのもの（＝商品の説明）」を売っているからです。
あなたが保険を売ると、保険についてはよく分かりますが、しかしお客様はそれだけで気持ちが動くかと言うと、なかなか動きにくいこともあるわけです。
ここで大切なのは「お客様が保険を買う目的」なのです。保険を買う目的がないのに、多くのお客様は保険をお求めにはなりません。ここをよく売る方が忘れてしまうことが多いのです。
■これを恋愛に応用しましょう。
私のあなたが好き、とっても好き、愛している。だから、きっと分かってくれるはず。
私はあなたのために尽くしてきた、本当にあなたが必要なの。
僕はきみのためなら死ねる。それぐらい愛する覚悟がある。
こんなことを言われたら確かに嬉しいですよね。相手があなたのことを好きなのであれば。
しかし、そうじゃない場合どうなってしまうでしょうか・・・。
ここで大切なのは、相手が「どうしてあなたじゃないといけないのか？」という部分。
どうもこの部分のを揺さぶっていないのです。保険の例で言えば「お客様が保険を買う目的」にあたる部分です。
どこか自分の愛情だけを見て、一生懸命に相手に「あなたの想いを伝える」努力をされる方がとても多いのです。もちろんこれが悪いことではありませんが、しかし逆の立場ならどうでしょう？
「相手が一生懸命なのはわかるけれど・・・しかし僕や私の思いは聴いてもらえていないんだよな・・・」
相手にそう思わせたら上手くいく恋愛や、戻る可能性がある恋愛の可能性を閉ざしてしまいかねませんよね。
特に、復縁のカウンセリングなどではこの傾向は常にあるわけで、だから「まぁまぁちょっと放っておきましょう」というお話を僕は多用するんです。このまま行けば関係性がより深刻な状態になってしまうと想像できる場合はですね。
■こんな時大切なことはあなたの自信です。あなたの「愛する者としてのプライド、矜持」です。
あなたが、相手のことを愛している自分にどれだけ自信が持てるのかではありません。
あなたがあなたに、どれだけの自信と意味を感じ、人に与える想いを持っているか？です。
まぁそんな自信ってなんとなーく持つもので、持っていたって不安だし気持ちはブレるものです。それぐらい明確な答えなんてないんですが、このなんとなーく感じる感覚が本当に恋愛ではモノを言うのです。
しかし、多くの方が遠慮しちゃっているのです。そしてどこか自分の作為の意味を低めに見積もっていることがとても多いわけですね。
■だから、僕からの今日最後の質問です。
「今、あなたが大切に思っている人にとって、あなたと一緒にいる意味はどこにあるのでしょう？」
この質問に答えてみてくださいね。
もちろん妙な妄想や相手の気持ちの決め付けはNGですが、心からあなたがプライドを持って提供できる価値は何でしょう？
まぁ、そういう僕も昔は見事に答えられなかったわけですが（笑）でも、これに答えることは責任をもって向き合うパートナーのためになると理解できた時、こっ恥ずかしいけれどそう思えたものでした。
絶対に意味があるはずです。それぐらいあなたに価値も魅力もあるはずです。
僕のカウンセリングの中では、まずこの自信の部分をかなり強調します。自信が持ちにくくなっている心理ブロックはできる限り外すようなお話を多用していきますよね。
そうでないと、あなたの大切な人から先にその答えを貰おうとします。
また、時には、怒りを使って強く自分の価値を証明したくなることもあるかもしれません。
でもこれって、あなたが自分を疑っている気持ちの裏返しなんです。
何より自分を自分で責めたり批判すればするほど、この答えはナカナカ出てこない。
だとしたら、それはパートナーから貰う前に、あなたの身近な人や仲間に相談しながら、あなたの価値を知っておくほうがいいでしょうね。恋愛の中でこれをやってしまうと、ニーズのぶつけあいになりやすいので。
とにかく遠慮など無用です。
あなたはあなたとして素晴らしいのだから、何度も考えて穏やかな気持ちでこの答えを出せるようにしてみてください。これ、実は自分を本当に優しく扱い、価値を見ていく作業と同じなのですよね。
すると、あなたの大切な人への愛情がその色とパワーを強く出せるようになり、相手に「あなたと一緒にいる意味」を感じさせられるようになるはずです。
今日は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは素敵な休日をお過ごしください。
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