本書は、旅行記"the songlines"から6年、
写真集"korla"から4年。待望の続編にして完結編。足かけ3年、チベット仏教圏を巡った祈りの記録です。(原文ママ)
スピティ谷やムスタン王国、インド最奥部の氷の回廊、東チベット…。
日本ではあまり知ることのできない秘境へ、祈りの意味を求めて旅へ。
現地のリアルな生活や風景、文化。
全てが凍る極寒の夜の気配まで伝わってきます。
著者は、自分の心と向き合い、受け入れ、前を向く。
晴れやかな空と共に"ありがとう"の気持ちで旅を終えるラストは感動モノです。

凍結により冬だけ出現する"幻の道"
こんな最奥地でも昨今の温暖化により、氷が薄くなっているそうです。