【マツダ】広 3 - 2 巨
巨人000 101 000=2
広島100 200 00X=3
【勝】薮田 (15勝3敗)
【敗】畠 (6勝3敗)
【S】中崎 (4勝1敗9S)
【本】小林2号、丸23号
【戦評】
広島は初回、丸のソロで先制する。その後は同点を許すも、4回裏に松山の適時打とバティスタの犠飛で2点を挙げ、再びリードを奪った。投げては先発・薮田が7回2失点で今季15勝目。敗れた巨人は、打線が相手を上回る9安打を放つも、4併殺打とつながりを欠いた。
薮田 (7回2失点15勝目)
『そう簡単に(タイトルを)取れるとは思わないですけど、もう1回自分に投球のチャンスがあるとしたら、CSに向けてしっかり自分の投球をして結果を待ちたいと思います』
丸 (23号先制ソロ)
『打ったのはストレート。良いコースに来た球を、コンパクトに打ち返すことができました』
【緒方監督の談話】
(薮田は粘りながら)
『そういう表現になるよね。2死から四球を出したり、今日はヒットも多く打たれたし。結果を見ても状態はいまひとつだったかな。粘り強くという表現も出来るし。イニングで制球が定まらないところもある。そういうのをギリギリ修正して投げてくれた。本人がシーズンを通して投げてきている経験が成長にもつながっている』
(15勝目)
『僅差のなかで15勝目か。バックに助けられて、打線も点をとってくれてだけど。15勝というのは今季、チームに大きく貢献してくれている。自信にしてくれればいい』
(タイトル争いも)
『そう甘いもんじゃないでしょう。上には上の投手がいる。日本を代表する投手がね』
(打線は少ないチャンスをものにした)
『今日は安打数的には少なかったけど。ワンチャンスをしっかりものにして、点をとってくれた。丸にしてもね初回。(畠から3本目には)相性もあるんか知らないけど。一振りでね。その後、配球を変えられて工夫されたなかで、打ちあぐねたかなという部分はある。でも少ないチャンスをものしてくれたというのは大きいよね』
今日のカープはわずか3安打。
それでもワンチャンスを生かして連勝。
巨人は9安打も放ちながら、薮田がよく粘ってリードを保ってくれました。先発に転向しシーズン通して安定した投球を見せた積み重ねが15勝になったと思います。最多勝は菅野次第になるが、次回おそらくラスト登板、16勝目を勝ち取って締め括ってもらいましょう。