孫という名の「宝物」・・・① じ~じは特別

 

♪なんでこんなにかわいいのか♪

♪まごというなの宝物♪

 

これは一昔前にヒットした演歌のワンフレーズ。好きな歌ではないしカラオケで歌いたいとは思わないが、その通り!と共感する。

♪なんでこんなにかわいいのか♪

そうこれって子育てをがんばって子どもを一人前にしたご褒美ですよね。

 

 そう孫のためなら何でもする。見返りは全くいらない。私は50代後半でこの宝物を手に入れた。おそらく平均を考えると早い方だろう。体力的にはまだまだお父さんと変わらない年でその宝物を得た。おかげでどこにでもつれて行ける。ベビーカーをもって4歳の孫を抱きかかえることもできる。

 

 そう私のかわいい宝物はセッチとハー。セッチは4歳になったばかり、ハーはもうすぐ1歳になる。4歳のセッチは今いろいろなことにチャレンジしている。いろいろな遊びに興味津々だから何でもやってみたがる。ゲームも簡単なものはおてのもの。トランプでは神経衰弱が得意だ。

 

 神経衰弱というと大人よりも幼児の方が不思議と得意だ。セッチもご多分にもれず記憶力がよい。よく覚えていると感心する。普通にやっても充分強いのだが、じーじとやるときは、完全試合を目指そうとする。

 

 普通のトランプをA4に拡大コピーしたジャンボトランプ、これをすべて裏返しにする。四畳半の部屋はトランプカードで埋め尽くされる。普通のトランプよりもこのジャンボトランプ大いに盛り上がる。セッチは記憶力のほかに運も味方して最初から調子がいい。

 

 かなり取られたがジージも反撃を開始する。

「7の場所は知っているんだ・・・ここだよ・・・」

と7をあけて見せるとさっきの7をめくろうとすると・・・

「だめです!ジージは他をめくってください。」

「え~~セッチずるしないで!」

「だめ!ジージはこっち!」

譲らないので仕方なくほかのカードをめくる。するとすかさず持っていく。

結局取れずに進んでいくと・・・

「だめ!ジージの番じゃない!」

えっ??ジージにやらせてくれない。

 

結局、。ジージの取ったカードは2組・・・・

セッチの完全勝利です。

「勝った勝った!」

と喜ぶ姿を見ると私もうれしくなる。

「インチキしなくてもセッチは強いのになあ~~~」

と・・・ついつい甘やかしてしまう。

 

 これってお友達とゲームする時インチキしたらまずいかなと思うのでなんとか言い聞かせようとすると・・・インチキするのはジ~ジだけだと言う。私は特別???

確かに不思議です。むすめつまりセッチのおばさんとセッチがやると絶対にインチキをしない。むすめはなれたもので、上手にセッチに勝たすようにしている。

 

 結局セッチの方できちんとつかいわけているようだ。インチキをするのは。相手がじ~じの時だけ。つまりじ~じは何をしても絶対に怒らないし、安心してインチキができる。

 

 じ~じは特別・・・・

 

孫という名の「宝物」・・・② じ~じ帰れ!

 

 ところで・・・なんでこんなにセッチは私にわがままなのか・・・

私がセッチとハ~にア会いに家を訪ねる。できたら2時間くらい2人の孫を見てほしいと、ママにいわれた。私は自分が役に立ってなおかつ、孫たちと遊べるこんなうれしいことはないと、二つ返事で駆けつけた。

 

 さて二人の孫と楽しく遊ぶ・・・しかし1歳に満たない赤ちゃんと4歳の幼児では遊び方が基本的に違う。セッチとトランプ遊びをしているとハ~が入ってくる。カードを珍しそうにさわろうとする。すると

「は~ちゃんじゃましないで!」

というものだから私の方で

「こっちおいで!」とハ~とあそぶ。すると・・・

「じ~じの番だよ。」

「セッチもう一回やってもいいよ。」

というとインチキする時はこっちにやらせないのだが、こういうシュツエーションでは、私の思惑通りにはならない。

「ごめん!ちょっと待ってて!」

いつでも自分の思い通りになったじ~じが今日は違う。すると・・・

「じ~じ 早くして!」

わがままいっぱいだ。

 

「だめでしょ・・・」

と注意をすれば

「じ~じ嫌い!」とっあっさりいわれてしまう。

「じ~じ・・・お家帰っていいよ。」

「ちょっとだけ待っててよ。」

「じ~じ・・・お家帰っていいよ。嫌い!」

赤ん坊を放ってはおけない仕方ないので・・・・

 

「わかった、ママが戻ってきたらじーじお家に帰るよ。」

するとセッチはちょっと悲しそうな顔をする。

 

孫という名の「宝物」・・・③ だっこ星人

 

「じーじ だっこ!」

「え~~こんなに大きくなって・・・」

は~の方が落ち着いたので

「いいよ!だっこしてあげる。」

 

抱っこしてあげると今度は

「じーじ・・・抱っこしてくれたから好き!」

と変わる。

「じ~じは抱っこ星人。」

「抱っこ星人??」

「じーじは抱っこするから「抱っこ星人」」

 

というわけで私は「だっこ星人」というネーミングを与えてもらった。

重くてだっこはけっこう辛いのだがぎゅっと抱きしめるとやっぱりかわいくって仕方がない。

 

つまりはこういうことなのだ。

セッチはもうお姉さんだから一人遊びをしてほしいときもある。ハ~は赤ちゃんだから放っておくと下に落ちているものをなんでも口にする。だからママもついつい下の子にかまう時間が多くなる。お姉さんと言っても4歳、母親が完全に自分をかまってくれないと取られると嫉妬する。

 

 しかし母親とこども強い信頼関係で結ばれる。だから何があっても「ママは絶対!」ママに言われるとちゃんということを聞く。

そんな時にじ~じが遊びに来る。ママは、ハ~にとられるが、じ~ジだけは自分だけを見てくれる。だからわがままをいう。大好き!も嫌い!紙一重。感じたままの感情をぶつければいいのだ。

 

 抱っこ星人・・・・いつでも抱っこしてくれる。抱っこ星人

ちなみにパパは「お仕事星人」ママは「お料理星人」だそうです。

抱っこ星人の私にはわがまま放題だが、セッチは絶対ハ~ちゃんをいじめたりしない‥‥

 

 だからうまくいく・・・