1ヶ月ほど前の話なるが、やはり書いておきたい。と思ったので元々書いていた感想と、皆様のレポをお借りしながら自分なりにまとめておきたいと思う。自分の記録用に。興味のある方はぜひ。

ラジオの公開収録に行ってから〝中山優馬〟の沼へと足を踏み入れた私は、ソロライブが行われると聞き、即座に行くことを決め、友達といっしよに学校帰りに二人で郵便局へいき、あたふたしながら振込をしたのが懐かしい。

5月9日のオーラスに入ったわけだが、セトリ、レポも一切読まず、無知のまま会場に向かった。自分の目で初めて見たかったから。

会場となったオリックス劇場に行くのは初めてで、多くのファンの子が目の前の公園に集まっていた。ペンライトが可愛いというのは、話題となっていたのでペンライトを手に、会場へと向かった。

会場すると同時に、〝優馬にはナイショだよ!〟と書かれたサプライズを促す水色の紙が配られた。ペガサスのイラストが添えられて。サプライズに参加するのははじめてのことだったので、胸を踊らせ会場へと向かった。皆がその紙を見てにこにこしていた。また、入場時に持ち物検査がなかった。某女性アイドルグループの事件があってから、運営側は注意しているものだと思っていたが、それほどファンマナーへの信頼があるのだな、と思いなんだかちゃんとしなきゃ。と思った。

席についてしばらくすると、会場の一部で歓声が上がった。声の元には、浜中文一率いる関西ジャニーズJrだった。しばらくすると、また歓声が上がり、中山優馬が「しぇんぱい」と慕う屋良朝幸だった。開演ギリギリに客席は現れたジャニーズ軍団に夢中だった。どうするのだろう、と思ったがそんな心配は無用だった。
Jrのマナー喚起とJrによる煽り。大体ライブではスタッフからのマナー喚起が放送されるが、関西ジャニーズJrが行った。さすがは関西。笑いも入れつつ皆の耳を傾かせた。優馬コールでは、屋良くんが立ち上がり、ステージを指しながら客席を煽った。素敵だった。

照明が落ち、Get up!で登場した。出てきた瞬間の華にどうしようかと思った。美だった。美。歌のうまさ、ダンスのキレ、ただただ圧倒される客席だった。うちわを持つ人は少なく、〝中山優馬のペガサスペンライト〟を、手にしている人が大多数を占めていた。

どの曲も息をつく隙のない引き込まれたステージだった。プロデュースBy屋良の恐ろしさを知った。

おやすみの演出がとにかく可愛く、ずっと見ていたかった。ファスナーが開いてる!っていうのは演出だったのかな?本当なのかな?どっちにしても最高に可愛かった。
水の帰る場所の破壊力ったらない。引き込まれた。ペンライトを胸の前で止め、いや、ペンライトを、ふることさえ忘れてしまうくらい必死に見た。
そんな中一緒に行った友達が、「うわ・・・・・抱かれてぇ」って言い出したので急に引き戻された(笑)

関西メドレーは好きな歌が盛り沢山だった。関西を特別応援していたわけではない私でも知っている歌ばかりだった。過去の映像が流れ、バックにつくJrたちの客席乱入もあり、彼らもマイクを持ち、とにかくお祭りだった。客席の振り付けが完璧だったのがなによりgood job! だった。私はもっと完璧に振りを入れてくればよかった、と反省した。

関西メドレー後の孤独なソルジャー。プレゾンでは歌われていた曲みたいなのだが、私はここで初めて聞いた。歌詞にとにかく胸が痛くなった。
中山優馬with〇〇というようなグループ名で多くのグループを渡り歩いた彼が、
〝失う過去を背に
僕らはどこへ行く
風を受け走り去る
孤独という名のソルジャー〟
などと歌うので言葉も出ず、ペンライトも、ふれなかった。
シーンとした、会場。そこにJrが登場し、軽快に「中山優馬のモノマネコーナー!」と言って、玉置浩二、堂本剛、堂本光一、、、とふっていくのであった。孤独なソルジャーを〝モノマネ〟というひとつのコーナーとして歌い上げた。観客の心のもっていきかたが完璧だった。

なんといってもMCがさすがであった。関西というのもあるだろうが、それだけで片付けてはいけないほど、トーク技術を持っていた。観客の声を拾い、返し、時にはぶった斬り、笑いに変え、世界平和。天使だ。客席との絡みがなんともいえない絶妙さなのだ。距離がとてつもなくいい。言葉選びも上手で、何度もうまい!!と、うなった。
客席に絡み甘い言葉で夢ばかりを見せてくれるアイドルとはまた違うアイドル像があった。

「どこからきたのー?」\南アフリカ!/
「どーみても日本顔やんか!!」

「お父さんハット被ってイケメンですねー。ジャニーズかと思いましたよ。‥‥‥‥あ、僕嘘つく時声ちっちゃくなるんですよね。」

ウソのないMC。毒があるMC。毒ばかりあってもダメだ。毒が強過ぎてもダメだ。絶妙なバランス、一番難しいが見ていておもしろい。どの言葉にも切り返しが非常に上手く、頭のいい人だと思った。
Jrとも上手く絡み、皆に話をふり、中山優馬のライブだが、トーク中は、真ん中にいない、中心にいない時が何度かあった。立ち位置をうまく変え、周りを立たせ、見ていてとても気持ちが良かった。

また魅せられるステージが繰り広げられた。なによりステージの使い方がとても好きだった。ダンスを見せたいときはスクリーンが上がってしまってステージからなくなったり、スクリーンをセットとして使用することもあったり、小さな会場ならではなのかと思った。
瞬間移動や、マジック、THEジャニーズはもちろん演出にあった。

そしてサプライズ曲であり、ラスト曲。「In the name of love」前奏がかかると同時に皆が手に持つペンライト、うちわを置き、隣の人と気恥ずかしそうに手を取り合う。中山優馬が客席を見て、え??!ってなった時に、ファンはしてやったり、だった。会場全員が手をつなぎ、繋がり、サビになれば両手が上がり、体を左右に揺らし、中山優馬だけに視線を送る。途中声を詰まらせる姿に客席でもちらほらと涙が見えた。曲が終われば大粒の涙を流すJrたち、Jr担も泣くしかない。
流れる空気が幸せに満ちていてとてもあたたかい空間だった。
袖にはける際、中山優馬がJr全員とハイタッチをして見送った。ボロボロ止まらなくなっている涙を流すJrと、目に涙をため、鼻を真っ赤にしている優馬と。主として舞台に立っている優馬が涙をこらえJrを送る姿は最高に綺麗だった。
映画のワンシーンを見ているかのようだった。あの瞬間、ステージはステージ上だけの世界に包まれた。その姿にファン同士は心の中でHigh Fiveだった。

アンコールでもあたたかな空気の余韻は残り、YOLO momentでは手拍子がなりやまず、客の手拍子に合わせ、「どうやって  しゃべればええか  わからんから  やめて (ニュアンス)」で客席の手拍子を止めさせた。やめてーー!というとなんだか切れてしまう。あぁあうまい!この人天才か!!と思った。

その後の挨拶も ありがとう に溢れていた。客からの\感動をありがとう/に対し、「こちらこそ感動をありがとう」と。それが一人のファンから発せられた言葉なのに、対会場にして返す中山優馬。うますぎる。
口を開けば、感謝してます。ありがとう。と言葉を並べる。だいすき!あいしてるよ!なんかより、ファンはありがとうが一番嬉しい。またまた持っていかれた。

アンコール後もなり止まない拍手に再登場。
「この人がいなきゃだめでしょ!」と言って屋良くんもステージ上へ。
サプライズについては何も知らされてなかった屋良くん。なんてあったかいお客さんなんだ。と。
Jrたちには、「学校に行っている子も多く、東京と大阪で離れている。土日しか練習できる日はなく、1日5~6曲のフリを入れなければならないハードスケジュールだった。でも誰も負けるものはいなかった。」とJrを讃えた。
Jrはなりふり構わず泣いていた。カメラを向けられ、「うつすなよ!」と涙声で返すJrもいた。

最後はみんな全て置いて楽しもう!と言って、屋良くんもHigh Fiveをマイクを持って歌った、躍った。贅沢な時間だった。

ライブはまた行きたい!何度もみたい!ものだと思っていたが、優馬くんのライブはいい意味で一回でいい。

追っておけばよかったジャニーズナンバーワンはダントツで中山優馬だ。完全に中山優馬ワールドに引き込まれてしまった。きっとこれからも私は中山優馬くんも応援する。

あの曲をもう一度、あのシーンをもう一度、、、
いいえ、YOLO。人生一度きり。