今回のSTAY HOME期間中、厚労省からもおすすめのエクササイズとして「ストレッチやヨガ(ヨーガ)」があげられていました。ヨーガは身体を柔軟にするストレッチに加えて、呼吸や心身の変化に注意を向けるという意識化によって、免疫力を高める効果があることが注目されています。特に、呼吸法は免疫力に対する直接的な作用が医学的にも証明されていますので、これまでクラスで実習した内容を思い出して、是非毎日実践してみてください。そこまではやる気がおきないな~という方は、一日に何回か、ゆっくりと息を吸う・吐くことを意識するだけでも構いません。外側からの情報が過多になりがちな日々の中で、少しでも自分の内側に意識を向ける時間を持っていただけたらと思います。

 

これから、少しずつ伝統的なヨーガの知恵をお伝えしていこうと思います。まずは、有名な経典である「ヨーガ・スートラ」の一節をご紹介します。

 

「無智とは有限、不浄、苦、非我のものを、無限、浄、楽、真我であると思うことである」

 

最初に出てくるのは「有限」という言葉ですが、「有限」なものを「無限」と思うことが苦しみを生むという意味です。ご存知のとおり、物質や環境だけでなく、私たちの肉体や心も常に変化しています。肉体は年齢とともに衰えていくし、突然病気になることもあります。

どんなに高額なモノを手に入れても時間がたてば中古品になってしまうし、絶対につぶれないだろうと思って入社した会社がなくなってしまうこともあります。

私たちは、つい、自分にとって変わってほしくないものは、無限で変わらなくあるものと思うことで安心しようとし、それが変わってしまうと、「こんなはずではなかった」と不安になり時には現実を受け入れようとしなくなります。すると、私たちの心はもう存在していない「過去」に錨をおろしてしまい、本来やるべき肝心なこと、つまり、「今、ここ」で起こっていることに対応することがおろそかになってしまうのです。

この経典が書かれたといわれる2000年近く前の世の中からずっと変わらないことは、

この世のすべてのものは有限(いつかはなくなってしまう)であり、変化し続けているということです。この世のすべての事象を、「変わらないものだ(不変)」という間違った思い込みにとらわれてしまうと、私たちはまるで波間に翻弄される一枚の葉っぱのように、常に乱され、ひっくり返され、安心して暮らせなくなってしまうのだ、とヨーガの聖典は私たちに語っています。

 

ヨーガ療法では、変化するこの世に対応していける心と身体(何が起きても大丈夫!=ストレスタフネス)をつくることを目的の一つとしています。「不浄」以下については、また別の機会にご説明したいと思いますが、このように古来から脈々と受け継がれてきた聖典の知恵からヒントを得て、日々の生活に役立てていただけたら幸いです。 

 

今日の午前中は大人クラスのオンラインレッスンでした。

最後に短い瞑想をして、「コロナ騒動、緊急事態宣言の間で

良かったことを探してもらいました。

わずか2分の間に、皆さんいろいろ発見してくれました。

・家族が交代で食事を作るようになった!

・部屋の大掃除をした!模様替えをした!

・息子が大画面のあるリビングでゲームをするようになり、

 画面の向こうにいる息子の友達やそのお母さんと

 話をするようになった!

・自分の生活がシンプルになった!

・中学生の娘と毎朝散歩をするようになった!

・家族の会話が増えた!

・家族そろって食事をする機会が増えた!

 

などなど。

コロナ離婚なんていう言葉がでてますが、

今日の参加者の方はヨガ歴3~10年なので、

ちゃーんと、良いことにもすぐに目を向けられるように

なっています!ステキだなぁ。。。

だからと言って、大変なことや不安なことがないわけでは

ないのです。でも、それはそれとして受け止めて、

その一方でちゃんと良いことも認識してくれている

ところがさすがだな!と嬉しくなりました♪

そして、お互いの気づきを聞きながら、

自分に与えられている豊かさに改めて気づいたり、

そんな見方もあるんだなと新しい発見があったり、

できること、お互いにエールを送りあえることが

グループレッスンの醍醐味だなと感じます。

 

 

 

コロナ禍、そして、STAY HOMEから、新たに見えてきたもの。

 

マインドフルネスを提唱したティクナットハン師の書かれた文の一節です。

 

「私たちは、在ることより

行動することが重要だと考える傾向があります。

私たちは、何かをしていないと

時間の無駄遣いをしていると思ってしまいます。

それは間違った考えです。

何よりも私たちの時間は、ただ在ることのためにあります。

何のために私たちの時間は存在するのでしょうか。

生きるため、平和のため、喜びのため、愛のため。

これらは、私たちの世界が最も、そして切実に必要としているものです。

・・・存在する質が、行動の質を決めるのです。

 

Do ではなく、 Be 。

私もずっとDoに価値をおいてきましたが、

最近、やっとBeが大事ということを実感するようになりました。

どんなに意味あることをやっていても、その時の自分の

心が穏やかであるか、満足しているか、身体は緊張しすぎていないか・・・

憧れていた国際協力の仕事に邁進していた最中に慢性疲労で倒れたのは

なぜか・・・。

もっと早く気づいていれば、違う人生だったかなとも思うけれど、

いやいや、人生に意味のないことはない!と思い直し、

改めて、自分がどのように存りたいのか、ということを、

考えさせられています。

 

・・・なんて書くと、難しいことを考えているみたいですが、

例えば、

STAY HOMEで、外食ゼロになり、3食x 30日ぐらい

作り続けていると、だいぶストレスがかかってきます。

それなのに、時間にそろわなかったり、文句が出たり、

お腹が空いてなかったり・・といろいろあると、ついつい

「こんなに一生懸命作ったのに!」とイライラしてしまいます。

そんな日は、「でも、もし作っていること自体がハッピーな状態であれば、

その後の結果には執着しないよね~」と、寝る前に一人反省会をしています。

 

あれもこれも・・と日常に追われていた日々が少し隙間ができて、

生活がシンプルになった分、日常が見えてきました。

どんな時でも自分のBeが平穏で心地よいものであるように、

一度立ち止まってじっくり振り返る良い機会になっています。

 

 

 

STAY  HOME!

お家で、元気に楽しく過ごしていただけるよう、

遅まきながらオンラインヨーガのクラスを始めます。

5月中は参加費無料です。

突然の制約された生活が訪れ、多くの方が

不安、心配、ストレスを抱えて過ごしていることと思います。

おうちで過ごす日々が少しでも健やかで平穏な時間になるよう

少しでもお役に立てれば嬉しいです♪

 

*大人のためのゆったりヨーガセラピー(オープンクラス) 定員5名

 5月14日(木)14:00~15:00  

 5月21日(木)14:00~15:00

 5月28日(木)14:00~15:00

*木曜日の午前中にも既存のクラスのオンラインレッスンが

あります。2名様まで参加可能です。

 

*子どもと一緒に楽しくヨーガ(オープンクラス)

 5月26日(火) 14:00~14:40

 5月28日(木) 14:00~14:40

 

申し込み先

Mail : yttsutsui☆y9.dion.ne.jp (☆印を@に変えて送信ください)

ロータスヨーガクラブ つついゆうこ宛

 

大人クラスはLINEで、子どもと一緒のクラスは

zoomを使用しています。

ご連絡いただいた方に折り返し、招待メールをお送りします。

 

 

 

 

発達支援を要する子どもたちが通う放課後デイサービスで、週1回ヨーガセラピーの

クラスを担当して1年余りがたちました。

最初は本当に手探りで始めたクラス。昨年の広島でおこなわれた

ヨーガ療法学会の研究総会で「発達障害とヨーガセラピー」という分科会に

参加し、そこでの発表者の方から情報をもらったりしながら、

試行錯誤で続けてきました。

 

ヨーガセラピーは効果を理解していないと、少し退屈になって

しまいますが、小学生に効果を説明しても、なかなか耳に届きません。

とりあえずは、楽しく動いて、気が付いたらなんだかちょっと良い感じ~に

なってもらえることを目標にレッスンしています。

ひと口に発達障害といっても、個人をみていくと、

ダウン症、ADHD、自閉症と症状は様々だし、

年齢も小学校1年生から高校生までと広範囲なので、

みんながそれぞれ満足してもらうのは、並大抵の努力ではできません!

レッスンも創意工夫満載です。

 

子どもの力はすごいです。

最初は見ているだけだったり、あまり自分の意思表示ができない

子どもでも、自然と身体が動き始めるようになりました。

スキップやケンケン飛びもおぼつかなかった子どもが

すいすい動けるようになったのを見ると本当に感慨深いです。

そして、1年続けた結果、「次はこのポーズをやりたい!」と

リクエストが出るまでに!

もちろん、やりたくない気分の時は「嫌だ嫌だ」を連呼する子ども

もいますが。

そんなことにもこちらも慣れてきました。

「あ、今日はそういう気分なんだね。じゃ、見ていてね。」と

いうやりとりもよくあります。

ただし、そんな会話が続いてしまうと、

学校ではやりたくないことでもやらなければならないのだから、

せめて放課後デイでは好きにさせてあげたいな、という気持ちと

でも、少しでも体力や集中力をつけたり、俊敏性や巧緻性を

高めたりして欲しいな、自己コントロールの力をつけて欲しいなと

思う気持ちのせめぎあいになってしまい、

「楽しんで参加できるヨーガクラス」が至上命題になっています。

 

実はうちの娘も学習障害スレスレのところで育ち、やっと高校生に

なりました。今までも、今も、多くの人に親子でお世話になって

きたので、少しでもその恩返しができたらなという

気持ちがあって、レッスンをお引き受けしたのですが、

実際は純粋で素直な子どもたちからたくさんの

目に見えないプレゼントをもらっています。

些細な事で子どもたちとお腹を抱えて笑う時間は宝物です。

そして、「ヨガ大好き~」といって飛びついてきてくれる

子どもたちを前にして、今日も頑張ろう!と

小さくガッツポーズしています♪

 

 

 

マンションの屋上で家庭菜園を始めて10年になります。今年もミニトマトやピーマンが豊作!

先日、近所の友人が養護施設から短期で預かっているM君という男の子を

連れて遊びに来てくれました。

M君は小学3年生で、少し知的にも遅れがあるため、近所の子どもたちともうまく交われずに

元気を持て余しているようでした。トマトが大好き!とお昼にだしたトマトをパクパク

食べていたので、

「明日、うちの畑にトマトを取りにおいで。好きなだけ取っていいよ」と誘ってみました。

私の中では、M君のつかの間かもしれない平和な夏休みに、少しでも楽しい思い出を

残してもらえたら・・という気持ちがあったのですが、急用がはいってしまい、

私は居ないけど、勝手に好きなだけ取っていってね、ということになった途端、

モクモクといろいろな心配がわいてきてしまいました💦

何といってもまだわんぱく盛りの男の子、畑を踏み荒らしてしまわないかな、

なっているトマトを全部取っていってしまったらどうしよう・・などなど。

すると、鈴なりになっているトマトがとても貴重なものに、分けてあげるのが

惜しいような気持ちになってきました。

「GWの暑い日に苗を買ってきて植えて、せっせと水やりして、草もむしって

大切に育てたトマトなのに、なんで好きなだけ持って行っていいよなんて

言ってしまったんだろう。。。」

山盛りの後悔。

 

でも、その時ふっと気づいたのです。

私は苗を植えただけ。

あとは太陽と水と畑の土が育ててくれたんだ!と。

「私の畑」「私のトマト」と、私、わたし、ワタシ・・・と連呼していたけれど、

実はワタシは苗を植えただけで、あとはそれ以外の力で育ったんだ!

私の果たした役割なんて、ほんのひとかけらなのに、

「私のトマト」と信じ切っていた。

お日様も雨も風も、「ワタシが・・・」とは言わないのに。

 

あぁ、ヨガの講義で散々聞いてきた「私」という個我への執着って

こういうことなんだなと気がづきました。

お日様のように、黙々と自分の役割を果たして、

そのことに執着しない、ただ差し出すだけって、

本当にすごい!と改めて感じました。

 

ご飯の時の「いただきます」がなおさら

意味深くなりそうです。

 

そういえば、娘がシュタイナーの小学生クラスに通っていた時、

食事の前のお祈りに、

「大地がこれらを下さいました。

太陽がこれらを育ててくださいました・・・」

という一節がありました。

 

やっと、M君、好きなだけ取っていってね、と

心から思えるようになれました。

 

そして、「私の・・」「私が・・」の小さなワタシを

必死に抱きかかえている自分に気づき、

早く小さなワタシから卒業できますように・・・・と

改めて祈った畑での出来事でした。

 

 

 

 

本日、たけしの家庭の医学という番組で、不眠の解消に効果があるということで

ヨーガ療法が紹介されました。

とても簡単なポーズというか、ポーズとも言えないような簡単な動きでしたが、

ゆっくりとした呼吸に合わせたゆっくりとした動作を意識しておこなうことにより、

自律神経が整うことが脳波の測定結果でも明らかになってきました。

番組では取り上げてくれなかったそうですが、キーワードは「意識化」です。

自分が今やっていること、自分の外側だけではなく内側でもおこっていることを

をしっかり意識すること、が交感神経と副交感神経のスイッチのオンとオフを

しっかり作動させるポイントになります。

不眠に悩む方にぜひぜひ試していただきたいと思います。

 

ロータスヨーガ  つついゆうこ

連絡先: namaste_hassy.0415:*icloud.com

             (メール送信の際は*印を@に変えてください)

 

 

今年も医療

 

今年も医療・新離職者のためマインドフルネス研修会が、プラムビレッジ僧侶団をお迎えして

開催されました。場所は昨年までの聖路加国際大学から東京大学に変わりましたが、

駒場キャンパスのいちょう並木の下でウォーキングメディテーション、歩く瞑想を

行うというとても素敵な企画もあり、新しい楽しみができました。

講座の中では、アメリカから参加された「良きものへのアンカリング」というお話が

とても印象に残りました。

私たちの脳は1つのことにしか働きかけることはできない。

そして、私たちは動物の生存するという本能として、危機や恐怖に対して

注意が向きやすい。。。つまり、楽しいことよりも怖いことのほうに

意識や注意が向きやすいということです。そして、記憶の面でも、

楽しいことは’まるで桜の花びらが散るように、すぐに忘れてしまうけれど、

自分を脅かすような脅威の或いは嫌な出来事というのは、そのまま

記憶の倉庫にしまわれる→何度も引っ張り出して思い出すこともできる

ということです。

けれど、それが人間の宿命だとしても、人間には意思がある、私たちは

選択するということができるので、悪いこと、嫌な事を何度も思い出したり、

或いは嫌な事にばかり注意を向けるのではなく、良き事に

意識を向けるという選択をする~アンカリングする、いかりをおろす~こともできるのです。

どちらを選ぶのか、無意識に本能の習慣に流されるのではなく、

意思を働かせて、良き事に意識を向け、日々を健やかに過ごしていきたいと

改めて感じました。

 

 

 

 

消えてしまった記事を再度アップします

 

 

 

 

 

昨年度のブログ記事が全部消えてしまったようです。

ビックリ。

主なものだけ再掲載してみます。

 

今年の日本ヨーガ療法学会の研究総会は広島で開催されました。

テーマは「呼吸と意識とヨーガ療法」です。

ゲストスピーカーとして、自律神経の分野の第一人者で

マスコミにも頻繁に登場されている小林弘幸先生が「呼吸と意識、

自律神経との関係」というテーマで講演されたほか、

2日目のマインドフルネスセッションでは、理事長の木村先生と

アメリカでマインドフルネスを医療に取り入れている久賀谷亮先生、

TVなどにもよく登場される熊野宏明先生の鼎談があり、

たくさんの学びがありました。

また、発達障害とヨーガ療法というテーマで分科会が開催され、

九州大学の先生や大学院の方の発表、放課後デイサービスで

実践されている方の発表などもあり、とても勉強になりました。

発達障害の分野でもヨーガ療法が効果をあげている研究発表は

とても勇気づけられるもので、現在指導している放課後デイの

ヨーガクラスでも参考にしたい内容がたくさんありました。

発表者の方々ともさらに詳しい情報交換をすることを約束いただき、

とても実りある分科会となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月9日に町田市内の小学校からの依頼でお母さん方へのヨーガ講座

(「あるがママ~子育てに生かすヨガの知恵」)のですが、その様子が

カラー写真つきで紹介されている文化だよりが、今日届きました。

参加者の皆さんからの感想も同封していただき、

 

●「自分発見の連続でした!」

●「普段使わない部分を伸ばせたことで、ふっと力が抜ける感覚がありま。

 自分に心を向けることで、少し普段の行動が変わるんだ、ということを

 学ぶことができ、心がけたいと思いました」

●「呼吸法は家や外でもできるのでやりたいと思いました。イライラした時は

 足踏みして落ち着かせてから怒るなり、何かしてみたいと思いました」

 

などなど、嬉しいお言葉をたくさんいただきました♪

身体を動かしてリフレッシュすることももちろんなのですが、それ以外にも

日常生活に生かせるようなヨーガの知恵が少しはお伝えできたようで

嬉しいです。

 

まずは、自分の内側にしっかりと意識を向けること!

そして、学童期の子どもとうまく折り合いをつけていくために、

例えば怒りの感情を上手に処理していくこと!

怒りモードで子どもに向かっても、良い結果は生まれないことを

認識していただき、自分を怒りモードから平常心モードに戻してから、

子どもと向き合うことが大切ですよね。

そんなことは数多の育児本に書かれているのだけれど、実際はなかなか

できないわけです(含む、私!)。

そこで、頭で自分の心をコントロールしようとしないで、身体を使うという

手段が有効になります。

ゆっくりと吸う息、吐く息を意識する呼吸法や、それでもおさまらないー!と

いう時には、まず自分の高ぶった交感神経を静めるために、

アイソメトリック運動、アイソトニック運動をしてみます。

先日の講座では、お手軽な手段として、50歩しっかりとその場歩きをする

ということで、自分の心身がどのように変化するのかを体験してもらいました。

 

ヨーガを普段から実践することで、こうした心のギアチェンジがやりやすく

なってきます。私もまだまだ道半ばではありますが、子ども、家族との

言い争いがほとんどなくなりました。

 

あるがママ、無理して、頑張りすぎてお母さんをやらなくても、

そのままのあなたで良いのですよーということ。

そのままのあなたではないあなた(例えば、怒りモードになるとか)に

なりそうになったら、ヨーガの知恵をかりて、いつものあなたに

もどってくださいね!ということ。

子育ての渦中にいる同じ母としての私から、

参加者の皆さんにお伝えしたいメッセージでした。

 

参加してくださった皆様、どうもありがとうございました。