湿布の使用にご用心

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今年の冬は特に寒いので、寝違えやこむら返りをおこしてしまったり、以前に怪我した場所が痛むという患者さんがたくさんいらっしゃいます。根本的な解決には血行の改善、冷えの改善、筋肉の強化ということになりますが、応急処置として「湿布薬」を使われている方も多いようです。



湿布には冷湿布と温湿布があります。
一般的な使い方としては、怪我したばかりで腫れがある(炎症をおこしている)時は冷湿布。慢性化してしまっているところが痛む場合には温湿布。とされています。
しかし、実際は怪我したばかりの時には冷湿布では効果が薄く、スポーツの現場ではバケツに入れた氷水のなかに怪我した部分をつけてしまいます。(アイシング)
肩や腰などではそうもいきませんが、せいぜい冷湿布の効果が期待できるのは怪我してから3日目まで。それ以降に使用しても意味がありません。
肩こりや膝痛、腰痛では、長期にわたって冷湿布が処方されることがありますが、貼ると気持ちが良いように感じるのはほとんどがメンソールの効果。最近ではインドメタシンやフェルビナクなどの抗炎症、鎮痛作用のある薬剤を配合した湿布薬が市販をされています。インドメタシンはプロスタグランジンの合成を抑制することで鎮痛消炎効果を表すので、炎症の四徴といわれる発赤、熱感、腫脹、疼痛の内、発赤と熱感には効果がありません。また、長期間の使用は消化器と呼吸器への影響、筋肉が痩せて関節に負担がかかるなどの重篤な副作用を引き起こします。胃の弱い方、喘息の方は使用しない方が安全です。


そもそも痛みがおこるのは、血管を拡張させて血流を増やし、筋肉の修復をはかろうとしている反応ですから、血流を改善するプロスタグランジンの合成を抑制して修復を阻害する消炎鎮痛は本末転倒な処置なのです。
それによって胃潰瘍や喘息の悪化まで招くリスクを犯すのは非常に頭の悪い処置のような気がしますが、いかがでしょう?


さて、では温湿布なら良いか?炎症について知識のあったり、慢性の痛みと付き合っている方のなかには、「温湿布をしています。」「温灸膏を使っています。」という方がいらっしゃいます。温めるという点においては、適切な判断だと思います。
ところが、「効くけれど肌がかぶれるので長く使用できない」「お風呂に入るとしみる」というお悩みが多いのも事実です。


手軽に効果が得られそうな温湿布、上手に使うコツはあるのでしょうか?
次回は温湿布についてお話ししたいと思います。


貼る湿布薬には意味がない?




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