予想通りと言えば聞こえはええかも知れんが、ドンデンの今季限りでの勇退が決まったとの報道があった。
就任当初は第一次時代同様に投手酷使を心配しとったし、現に中継ぎ陣には負担の大きな試合が続いたのは確か。(桐敷も70試合登板したし、加治屋や漆原なんかは勝敗関係なくフル回転させたしね)
ただ、それを意気に感じて投手陣が皆投げてくれるようになったのは流石上手い起用法をしとったと言えるやろう。
一方の野手面では4番固定として大山を据えたり、中野コンバートによるセンターライン強化を図ったりと野手出身ならではの強いチームに仕立て上げることを目指してくれたことには頭が下がるし、特に自身がドラフトで獲得した森下への指導はワイはドンデンらしいなとさえ思えた。
そらまだ若く経験が無いからこそ正しく導いてやらなと考えてのことやろし、森下も応えてみせたことが一番の収穫やと言える。
口では厳しいことを言うけど、その真意は「やっていくならそのくらいの考えで臨まんとあかん」という各選手への思いやりでもある。
プロならやれて当たり前としか世間は見てくれへんものやしね。
今の時代、ここまで選手の今後を思いやってはっきり言ってやれる監督はそうそうおらんやろう。
これはワイの予想やけど、少し前からドンデンはチーム内、と言うかコーチ陣に、監督業は今季限りやと言うてたんやないかな。
ペナント前に訓示として連覇を意識した発言でチームを鼓舞しようとしたけど、なかなか野手陣の状態が上がることなく、森下・大山・佐藤輝と3人を2軍調整させなあかんことにまでなり、代わって近本を4番に置いたあたりで、本人も知らん打順に切り替えたことがあったが、恐らくあのあたりで言うたんやないかと思う。
後任は球児とか言われとる。
その他の顔ぶれの発表を見るまで何とも言えんが、今回は阪神側が陣容を考えるそうやから、また元のように人気にあやかる儲け主義に変わっていくことやろうね。
前回の日本一はワイもまだ高校生、しかも福島に住んでたので毎試合見れる環境でもない時に経験してたので、昨年のリーグ優勝も2005年以来の感動やったし、日本一になれた瞬間まで試合を追っていくことができたことは幸せやった。
心から感謝したいし、立場は変わってもこれからも阪神の選手達を導く存在であってほしいと思う。