「そういうのが必要やんか」 | 読む人の従容たる日常

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久々のカード頭を勝ちゲームにできた阪神。

連敗も3で止め、甲子園での連敗もストップした。

5得点以上取れたのも14試合ぶりやもんな。


伊藤将は良かったというより粘れたという感じやだたかな。

しばらくぶりで緊張したのが5回の西川への四球をきっかけに失点になった。

ただ、そこで崩れなかったのはファームで自身を見直せてたことが粘れた結果に繋がったんやろな。


もう1人の復帰組である佐藤輝もマルチ安打を記録したね。

ただ、3回満塁の場面ではショートへのフライアウトになったものの、そこで集中力が途切れず、守備で貢献したのは大きかったし、これもまたファームで和田や田中秀の取り組ませ方が功を奏したんやろな。

ワイ個人は交流戦終了後に上げる予定でおったと思ってたけど、大山もおらん中で早めたんやろな。

あとは本人に自覚が目覚めてくれてることに期待するしかないな。


前川についてドンデンはかなり期待を寄せてるね。

昨日もタイムリーヒットを放って追加点となる2点目を奪う活躍もしたし、四球を選んでチャンスも拡げる冷静な対応も見せた。

一昨日は左投手相手にノーヒットやったけど、必死に喰らいつこうとする姿勢も評価されとるようになんとか育ってほしいという気持ちでいるんやろな。

今日も頑張ってほしいなと思う。


大山降格について、OBやら解説者やら好き勝手に言うてるが、ワイは昨日の近本のヒロインを聞いて阪神の4番を任せられる辛さを改めて痛感した。



「得点圏が多くなってるんで、1番2番3番がすごく打ってくれてるんで、ああ僕が打ってないから負けたんだなと責任を感じながら、楽しく入ってます」


どのチームの4番も同じ想いなんやろけど、こと阪神となると過去の4番をやられてた方々のイメージが強いだけに、必要以上の圧がかかって打席に入っているんやなと言うのが、あの近本の口から吐かれるとは思わなかった。

そら、大山かて万能やない。

何度も苦汁を嘗めてきているが、それでも踏ん張ってきていても、打たなければ戦犯扱いされてしまう。

それが積もれば自己嫌悪にも陥ってしまうこともあるやろう。

昔の精神論で言うなら乗り切らなあかん壁やとかぬかすんやろけど、周囲を含めて孤立させとるとしか扱われない環境下では今の時代では難しがろう。

近本も感じたこの感覚こそ、今後周囲が改めていかないといけないことでもあるなと感じた。