「近本と話したわ。で、1番でいこう」 | 読む人の従容たる日常

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ドンデンが近本と試合前に話し合い、打順を元に戻したんだそうや。


成績的には何番を任せても遜色は無いんやろうし、ドンデンが言うように、率には表れない見えない機能があったとも思うし、近本ほどのバットコントロールに長けた選手を置けば色んな策も講じられるやろう。

ただ、やはり人がやることだけに向き不向きもあるし、それこそオフシーズンから準備させとくくらいの期間が必要と言える。

それを押し通しておれば、それこそ金本時代の高山や鳥谷のように能力を発揮することなくシーズンを終えることにもなっとったやろう。

そういう意味では本来のあるべき位置に戻せたのは良い判断やったとワイは思う。


逆転した場面、打席に向かう才木に今岡が何やら耳打ちしたったが、三振してこいという指示やったそうだ。

面白いのは「ボール球も振るか?」と才木が返したということ。

それはそうやろなぁと思った。

ドンデンからすればノーアウト満塁で打率0割の打者が振って当たってゲッツーにでもなったらということを想定しての指示やったんやろけど、三振しろと言われたら「とっとと三振して戻ってこい」とも指示された側は考えても仕方がない。

策や狙いまでわざわざ全て選手に伝えてたらきりがないけど、少なくとももう少し指示は付け加えたほうがええやろな。

まあ、ノーアウト満塁という絶好の場面で、バットを振らんでも点を取れる方法があると頭の中で結びつけられないほど、集中し過ぎてたんやろう。

昨日の打席での振る舞いで、才木も少しバッティングの仕方を学べたかもしれんね。


昨日の勝利で阪神監督通算500勝となったドンデン。

これは藤本定義監督の514勝に次ぐ球団としては2位となる記録でもある。

周囲からもおめでとうと言われたそうやが、本人がそれを全く気にしとらんかったというのも面白い。

一昨日のビーズリーとヤフーレの背番号が共に99でプロ野球初の高番号同士での投げ合いというところなんかはちゃんと見てるのに、自身が何勝したとかには興味はないんやろね。

それは未だ現役でやっとるというのもあるし、勝敗よりも勝ち方やその貢献度しか気にしとらんのやろう。

それにこのまま続けば、今季中に阪神監督の歴代勝利数1位達成はほぼ間違く達成するやろしね。


明日からは広島、そして巨人との連戦が待つ。

この上位チームとの対戦は前半戦では大きな山になると言えるやろな。

3タテが理想ではあるけど、それぞれで勝ち越しさえできれば御の字やし、時期とゲーム差を考えればまだまだ勝負所は先なだけに、どう試合を進められるかに注力してくれることに期待したいね。