「動かんと躍動しないよな。アウトになってええ」 | 読む人の従容たる日常

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一問一答、その囲みでの話は面白かった。


4回、近本がこの日チームの初ヒットで出塁した。

そこまで濱口に完璧に抑えられてたので、どうしていくのかなと思っとったが、中野の打席で盗塁を試みたが、アウトになった。

しかし、それは敢えてベンチから指示して走らせたんやな。

チームとしてなかなか攻撃の流れが今季は作れとらんかったし、行ける時に行かせようという考えがあったんやろう。

結果アウトにはなったけど、明らかに濱口・山本祐バッテリーに警戒を植え付けたことに繋がったし、そこから3連打で1点を返す攻撃ができたし、6回の逆転劇を生むきっかけになった。

理想は4回に一気に同点やったんやろけどね。


それと守りも良かった。

2回に少しばたついて1点を献上したけど、以降は締まった守備を各野手が披露した。

特に木浪は何度も救う好守をしたし、大山も身体を張って止めてアウトを奪ってた。

ゲッツーもしっかり取れたし、そういった良いリズムが試合の勢いにも繋がっていったんやろう。

もちろん、伊藤将が根気強く粘って投げてくれたというのもあるし、梅野が強気に引っ張ってくれたのも大きかった。


とは言え、ドンデンもかなりしんどいんやろう。

森下がまだ安打が2本目と言っとるけど、実際は3本打っとる。

いつもしっかりプレーを見ていて、マスゴミからの質問を訂正させたりしてたドンデンがそんなカウントミスをする訳がなく、やはりここまでうまく機能しないチームに悩んどるんやろうというのが窺い知れた。

期待通りにいかないのは阪神に限ったものやないけれど、連覇という球団にとってやったことのないことに挑戦せなあかんシーズンだけに、心労はかなりのものなんやろう。

2003年の星野さんの苦労に近いものが今季あるのかも知れんね。

どこぞの色紙野郎のような理想主義とは違い、やらねばならないという覚悟を実際に体現させようとしとるが故、心身にも当然負担は大きい。

各コーチはもちろん、選手達もそんな姿を感じ取ってくれれば良いんやけどね。