「アレ」が流行語大賞を受賞した反面、野球ファンには面白くないことがあるそうや。
それはWBCで大谷が決勝のアメリカ戦を前にチームメンバーに言った「憧れるのをやめましょう」がトップ10にすら入っとらんこと。
同じWBC関連では「ペッパーミル・パフォーマンス」はトップ10に入っとるから、そっちも入って当然やという考えはワイもそう思う。
ただ、「アレ」より知名度はあったからという意見やセットで受賞されるべきという意見は少し違うと思う。
「ペッパーミル・パフォーマンス」は、それこそ高校野球にも流行って、実際に試合でやった選手が相手への敬意が払えていないとして問題にもなった。
一方の大谷の発言はチームを鼓舞した名言としては素晴らしいものやけど、流行したかと言えばそうではない。
それにトップ10入りした言葉は、少なからず口にした人がいたこともおる。
名言と流行語とは意味も価値も異なるものやしね。
そして、もし流行語としてあげたいのであれば、それこそ「WBC」になるのが普通やろう。
大谷の名言は、少なくとも本年のみの流行語やなくて、未来永劫的に日本代表がWBCやオリンピックといった国際大会で思い出されていき続ける言葉になってほしい。
順位を決めるイベントには必ず反論が出てくるものなので、それは仕方がない。
ただ、そのイベントの趣旨がなんであるのかを理解した指摘をするべきなんやないかと感じた。
