伊予西条は「田宮神剣流」温存の地 | 卍老人残日録

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-真剣道継承未完- 

いま、巷に「田宮流」という居合がある。

 

宗家は、妻木先生だった。いまから30年ほど前だろうか、妻木先生に入門した、 武者修行中の出来事だ。

 

 

当時は美の田宮、位の田宮と謳われていた。

 

私としては、武者修行において、林崎2代目田宮の残り香を求めて推参したのだが、妻木先生は、事の次第と私の名乗り(無双直伝英信流20代宗家直門齋藤正先生師範代、並びに22代宗家英信館門人代表村上基助先生師範代、6段大城戸無端庵基輝、武者修行のため入門を乞い奉る)を聞き「うん」と首肯された。

 

それより先、大阪田宮流に所属していたのは言うまでもない

この紹介は、大阪剣連居合道部福田先生にお願いした。

これも、福田先生に電話をし、齋藤門下だと告げると「ああ、そうか、齋藤先生か懐かしいね、英信流の金筋が入ってるね、それでは他流のほうがいいだろう、田宮はどうだろうか」もちろん即断した経緯があった。

 

1年ほどだろうか、修行をし、段位をいただいた。

 

田宮流居合術とは | 田宮流居合術神明会 (shinmei.sakura.ne.jp)

 

 

和歌山の稽古会に来訪された妻木先生は、私が松山だと知り、稽古後の居酒屋で大いに話し込まれた、あのおひげやお人柄が懐かしい。

 

妻木家は明智の系統らしい、ここにもまた私の血統にシンクロする感性があったと今は思っている。言うまでもないが、大本の本部は亀岡にある、明智の城だった。

 

今西条に住むことになりなおさらに感じる。