「グッドドクター」最終回感想 | 感想亭備忘録

感想亭備忘録

ドラマ、映画、小説について感想、解説、批評など。
願わくばたくさんの面白いコンテンツに出会えますように。


テーマ:

 

医療ドラマにおける、患者と医者の物語のバランスの難しさを再認識させられました。

グッドドクターはかなり患者の人生、物語にフォーカスしたドラマでした。なので毎話の患者のお話には泣いたり喜んだり悲しんだり、感情移入ができ感動できたのです。ですが、反面主人公を中心とする医師側の物語はかなり薄味になってしまいました。サヴァン症候群の医師という大きな物語性を秘めた主人公であるにもかかわらず、です。

主人公を始めとする医師たちは狂言回しのような、物語を進めるための存在になってしまっていたように思います。

 

患者側の物語が丁寧にしっかりと描き込まれていたので、エピソード自体は上質なものでした。それを貫く主人公たちの物語がもっと明確に強く打ち出せていたらなあと残念です。

 

逆に「ブラックペアン」や「A LIFE」は医師の物語に偏りすぎて、患者は主人公の見せ場を作るための道具立てになってしまっていました。(この二作品は、医師側の物語も出来が今ひとつだったので比較するのも何なんですが…)

 

このバランスが上手く取れていたのが「コード・ブルー」の1と2でした。3になって医師の人数増やしすぎてむちゃくちゃになってしまいましたけど(笑)

あ、「コウノドリ」もバランスが見事でしたね。医療ドラマはこのバランスが上手く取れればテーマとして命を扱うことが多いので、深い感動を与えてくれる傑作が産まれる事が多い気がします。

 

グッドドクターは惜しいところで不朽の名作になりそこねた佳作といった印象です。もうちょいだったのに惜しいなあ。

 

ろんぐさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス