最終回は桜木泉(上戸彩)の出番がそれなりに用意されていましたが、以前の桜木とキャラクターも仕事も変わりすぎていて以前の絶対零度との連続性はやっぱり感じられませんでした。
最終回のストーリーも結局雑なままで残念でした。
発端となった事件も、ミハンシステムの問題点というよりは、まともな捜査もしないで容疑者を射殺するという暴挙に出た捜査員の問題でした。
そもそも海外に派遣された日本の警察官に捜査権があるのか微妙な上に銃を所持しあまつさえ発砲するなどミハンシステム云々以前に大スキャンダルじゃないんでしょうか。
おまけに誘拐ビジネスの組織が結局どんな規模で首謀者が誰なのかも不明。末端は捕まえたものの結局組織自体はほぼ無傷で終わってます。
細かいことを言えば、東堂が刺されたと聞いた山内と小田切が駆けつけるシーンで「まさかまた口封じを!?」という台詞があるのですが、口封じにすでに3人殺されている状況です。なんで「まさか」なんですか。まさか口封じされないと思いこんでいたという設定なんでしょうか。
日本に帰ってきた桜木は結局何をしてたんでしょう。直属の上司だった東堂を付け狙っていただけなんでしょうか。彼より上位の人間がいるに決まっているのにそちらは調べもしなかったんでしょうか。
妻と娘を殺された井沢(沢村一樹)の名前を意味ありげにメモに書いていた理由は何なんでしょうか。
井沢の妻は桜木の同僚と親しく、ほぼ同時に殺されているにもかかわらず、井沢を何故怪しいと思ったんでしょう。意味がわかりません。
桜木の出番はそこそこあったにはあったんですが終始傍観者でした。出す意味なかったんじゃないですか。続編としてタイトルを使いたかったのと、上戸彩さんの持つ視聴率が欲しかっただけに見えて仕方ありません。
元ネタの「パーソン・オブ・インタレスト」そのままの設定でよかったのになぜいじってしまったんでしょう。
東堂がシステムの開発者でシステムは警察に納品。大規模テロ以外の犯罪を無視する警察のやり方に反発して、システムの裏口から危険人物の名前だけ引き出せる状況で、井沢が実働部隊としてシステムの助力を得て活躍。警察内部の協力者として早川。謎の女として桜木。これで十分面白いと思うんですけどね。
キャスティングだけ押さえて脚本は適当に作れば視聴率は取れる、なんて20年前のドラマ制作方法です。真面目に物語を作る努力は放棄してほしくありません。せっかく頑張っていた演者さんにも失礼です。
フジテレビには猛省してほしいところです。

