「健康で文化的な最低限度の生活」第1回感想 | 感想亭備忘録

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とても興味深いドラマになる予感がしました。

 

ちょっと奥歯に物の挟まったような感想ですが、第1回を見た限りではかなり期待できる、と感じました。

扱う内容がかなりシビアでダーティーな部分を含むテーマなので、フジテレビお得意の、キレイゴトで済まそうとしてしまったら全て台無しになる危険性もある、そういう意味で今の時点では「いいドラマになる予感」です。

原作が、実際のケースワーカーの方たちにも好評とのことで、心配する必要はないかもしれませんが。

 

第1話は本当によくできていました。

生活保護に関わる仕事、その仕事に関わる人々、様々な事情を抱えた受給者、そういう状況を過不足なく紹介し、登場人物たちもそれぞれの個性を見せてくれました。

 

物語的にも、冒頭に担当受給者の自殺という大きな挫折を持ってくることで、主人公に切羽詰ったモチベーションを付与し、次の案件への入れ込みに理由をもたせました。

結果、主人公を無理なく「真っ直ぐ突き進む」状況にすることで物語を動かすことに成功し、その結果とりあえずのハッピーエンドを迎えました。

 

上々のスタートだったと思います。

ただしこのドラマの成否はこの後に控える案件次第です。もっとどうしようもない、救いのない状況もあるはずです。そこをきちんと描けるのか。そういう状況で主人公を中心とした登場人物がどう判断し、どう行動するのか。そこに視聴者が共感できる要素を充分に盛り込めるのか。かなり難しいチャレンジになると思いますが、期待したいと思います。

 

キャスティングは井浦新さん、田中圭さん、遠藤憲一さん、そして若き名バイプレイヤー川栄李奈さんと芸達者が揃っています。

主演の吉岡里帆さんも「わたし、ケースワーカーになる資格はないわ」という慰められること前提のあざとい愚痴を漏らすところも含めて、リアリティーのある主人公を魅力的に演じていました。

 

次回どんな案件をどう描いてくれるのか。

「お手並み拝見」という意地悪な気持ちももちながら期待したいと思います。

 

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