感想亭備忘録

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逃げ場も反撃の術も真実追求の端緒も、なにもないままどんどん事態が悪化していく様子をこれでもかというぐらいにじっくり描いています。

話の展開が遅いと感じられるかもしれませんが、一方的に断罪され、真摯な調査ですら隠蔽ととられ、扇情的で攻撃しやすいトピックだけが消費されていく恐怖…というよりも窒息感とでもいうべき圧迫感を見事に表現しています。

 

それでもようやく今回は、真実究明の足がかりになりそうな証拠を一つ見つけました。死後に送られたメッセージ。この一点だけの突破口をどのように使うのか、使えるのか。

 

視聴者にとっては自殺した生徒の母親が常軌を逸している事が明らかなので、ある意味倒叙モノの推理ドラマ的な見方もできるように作られています。完璧に見える母親側の主張を何をどのように使って崩していくのか、それがひとつ今後の見どころになるのでしょう。

 

以前の感想でも書きましたが、怪しいあからさまに敵側っぽい週刊誌の記者が曲者っぷりを発揮してきましたね。やはり彼の扱いがキーポイントになりそうです。

恐らくあの記者が真実解明の一助になるんでしょうが、結局彼の目的は今のところ野次馬の興味を引くセンセーショナルな話題を提供し続けることにしかありません。

その彼が改心するのか、彼の暴露で全員が傷つく状況に陥るのか、うまく情報だけを利用することが出来るのか。出番も少なく、共感もしにくい脇役ではありますが重要人物ですね。

 

そして、今までとても理解のある良心的な教師と思われた霧島(及川光博)にも何かありそうな描写がされました。予告を見る限り過去のいじめ自殺未遂の担任教師であった、というようなことなのでしょうが、それが事態にどういう影響をおよぼすのでしょうか。

 

日向(井上真央)の恋人・本庄(工藤阿須加)も、実家の仏壇や、結婚の話を両親にする時の苦い表情から何か隠された部分がありそうです。

いじめ自殺事件に関しては何らかの突破口が見つけられそうですが、逆に日向のプライベートは母親との関係を含めて混沌としてきています。

 

視聴率的には苦戦しているようですが本当に良質のドラマだと思います。視聴率を稼ぐには一話完結のスカッとする物語が好まれるのである程度は仕方ないですが、このドラマを見ないのはもったいないなあと思います。

 

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