読了。

 

著者は鳥類学者である。

これまで生物を探求する学者の書いたエッセイを読んできて、どの学者も非常にユーモアのある文章であったが、本書の著者・川上和人氏も大変ユーモアのある文章を書かれていた。

 

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(著)川上和人

 

昨日、ふとテレビをつけると、NHKのドキュメンタリー番組「フロンティア」で「進化する西之島 未知の大地への挑戦」を再放送していた。

 

初回放送日が2024年3月21日で、2019年に噴火した西之島、その西之島の2023年の調査に密着した内容であった。

 

ん?西之島?

 

本書「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」でも西之島調査についても書かれていたなあ…と思っていたら、著者の川上和人氏も番組に登場、2023年の西之島調査にも参加されていたのだ。

 

番組で、西之島に上陸するために船から泳いで上陸する様子が撮影されていた。

 

本書にも、著者が初めて西之島を調査に行った1995年に有人島から漁船で8時間、漁船から泳いで(!)5分間という時間をかけて上陸したことが書かれてあった。

 

いやあ、学者も大変、そもそも泳げないと調査にも行けないのだ。

 

本書を読んで、鳥がいかに環境に馴染むのに優れているかが分かった。

また、その飛翔能力の高さ。

その辺で見かける雀もかなりの距離を飛べるとは…。

 

噴火後そう時間が経過していない、土も無い、水も無い、もちろん樹木も無いような孤島にいち早く巣を作って住む鳥たち、その鳥たちにより昆虫や植物も運ばれて、何もない島がどんどん変化していく。

 

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表参道の一保堂茶舗のポップアップカフェ「ひやかしIPPODO TEA」で求めた「冷や菓子」

 

 

チャイなどに付いてくる美味しいお菓子なのである。

お店を訪れた際に持ち帰り用の箱入りを求めた。

 

 

京都の御菓子司「聚洸」製なのである!

 

 

箱にはいった様子がもう涼し気。

 

 

食べると、シャリっとして、中は少しトロッと柔らかで、ハッカ風味に冷やかさを感じる。美味しい~。