本日は皇居東御苑を訪れた。

 

 

大手門へ向かう。

 

 

ん?

 

 

あらまあ、首を出しているのは?

 

 

え?!

 

 

こんな立派な(大きな)鳥が大都会にいるのね。

 

 

とても興奮して撮影しまくってしまった。

 

 

現在、鳥類学者のエッセイを読んでいるので、鳥が大変気にかかるのだ。

 

無事、荷物検査を通過し大手門をくぐると、

 

 

鯱。明暦の大火の後の江戸城再建時に製作されたものらしい。ほう。

 

皇居三の丸尚蔵館に到着。

 

 

「いきもの賞玩」展である。

魚、昆虫、小動物など身近にいる生き物がモチーフとして使われている作品が紹介されていた。

 

「和歌色紙」 伝・飛鳥井雅経 鎌倉時代(12~13世紀) 紙本墨書

 

 

『古今和歌集』の一首が色紙に散らし書きされている作品。

表装に惹かれる。

 

解説パネルには、カササギのような鳥と書かれていたと思う。

刺繍で表現されている。

 

 

こちらは、ニワトリのような鳥と書かれていた。

そして、「後西天皇のお好みの仕立てと伝わっています」とのことだ。ほう。

 

 

「十二月花鳥和歌」 近衛家熙 江戸時代(17~18世紀) 紙本墨書

 

 

料紙の美しいこと、美しいこと。

 

 

 

「餐香宿艶図巻」 沈南蘋 中国・清時代(18世紀)絹本着色


 

とても細かく描かれており、美しい。

 

 

 

 

国宝「動植綵絵 芦鵞図」 伊藤若冲 江戸時代、宝暦11年(1761) 絹本着色

 

 

表装も記録できるのが嬉しい。

 

 

前々から気になっていたのが、ガチョウのくちばしの部分。

 

 

灰色で描かれた部分が金属っぽく見えてしまうのだ。

これは下のくちばしの内側だろう。

ガチョウのくちばしがどのような構造になっているか、気になって来たので調べてみると、細かい歯のような「クシ」というものがあり、舌もあるようだ。

ほう…。

 

 

この部分を見ると、素早い筆遣いで表現している箇所と細密に描かれた羽の様子の対比が興味深い。

 

(つづく)