昨日、5月21日のとらや赤坂店からの続きである。
とらや赤坂店のお隣…。これは…。
「美喜井稲荷神社」
階段を上って参拝。
飼い主を火事から救った「美喜井」という猫をおまつりした神社らしい。
そして、とらや赤坂店の青山通りをはさんだ向かいには…。
愛知県にある豊川稲荷の直轄別院だそうだ。
とても立派。境内には立派な会館、茶屋などもある。
とらや赤坂店周辺には、この他「高橋是清翁記念公園」などもあり、散歩をしても楽しそうである。
次の目的地は、表参道。
一保堂茶舗のポップアップカフェ「ひやかしIPPODO TEA」
4月末から5か月間ほどの限定ショップだそう。
かき氷、アイスクリーム、冷たい飲み物など暑い夏のメニューである。
「チャイ(冷や菓子付)」
こんな可愛い「ひやかしカップ」で提供される。このカップは持ち帰り可なのである。
手前のカップに入っているのは…
な、なんと、あの京都の御菓子司「聚洸」製のハッカ風味の琥珀羹なのである。
食べるとヒンヤリして、とっても美味しい!
「アイスチャイ」
これがスパイシーで本当に美味しい!!
メニューによると、シナモン、レモングラス、こぶみかんの葉、カー、黒胡椒、カルダモン、ほうじ茶、入り番茶、きび砂糖、生クリーム、牛乳でできているようだ。
表参道から歩いて(途中、菓匠「菊家」に立ち寄り)、山種美術館へ。
「犬派?猫派?―俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃まで―」展である。
犬派だったら、こちらの作品はたまらないだろう。
長沢芦雪 「菊花子犬図」(18 世紀・江戸時代 絹本・墨画 個人蔵)
昨年12月の「癒やしの日本美術 ―ほのぼの若冲・なごみの土牛―」展でも展示、撮影可だった。可愛い~。ザ・芦雪犬、という感じである。
そして、猫派なら…
竹内栖鳳 重要文化財「班猫」(1924・大正13年 絹本・彩色 山種美術館)
この写真ではしっかり写っていないが、実物は目の色がとても美しい。
この他、特に気になった作品。
川合玉堂 「狗子」(1916・大正5年 紙本・墨画淡彩 個人蔵)
山口 晃 『「衣・食・住・楽」暮らしの日本史 99の謎』
(桑原茂夫著 講談社+α文庫 2005年) 表紙原画 2004・平成16年 紙・ペン 作家蔵
横山大観「木兎」 (1926・大正15年 絹本・墨画淡彩 山種美術館)
菱田春草 「柏ニ小鳥」(20世紀・明治時代 紙本金地・彩色 個人蔵)
※初公開
そして、山種美術館を訪れると、ついつい…ミュージアムカフェ「Cafe 椿」で展覧会にちなんだ和菓子が食べたくなってしまう。
こちらは速水御舟「翠苔緑芝」の左隻に描かれた芝生、紫陽花、白兎、背景の金地をイメージしたものだそう。
杏入りの練切りが美味しかった!中はこしあん。
同行者は、上坂雪佳『百々世草』巻2より「狗児」に描かれた竹、子犬をイメージしたもの。
綺麗なものをたくさん見て、美味しいものをたくさん食べた1日であった。