昨日からの続き、大倉集古館、菊池寛実記念智美術館のカフェ「茶楓」を経て、泉屋博古館東京にやって来た。

 

 

「木島櫻谷 ― 山水夢中」展である。

昨年2022年5月6日に「日本画トライアングル」展を鑑賞し、木島櫻谷がかなり気になっていたので、本展覧会の開催を知ってから、大変楽しみにしていたのだ!

 

 

本展覧会では、木島櫻谷の写生帖が多く展示され、写真撮影可だったので、気になった作品を撮影。

 

 

このまま作品として額装したい完成度。

 

 

後ろ姿のスケッチ。温かみがあって、楽しそうな雰囲気では。

 

 

こういう景色のところを歩きたいと思ったり…。

 

 

こちらには、思わず噴き出した。そして、ミュージアムショップでこちらをモチーフにした小さな缶バッチを見つけて驚いた!!

どの顔が良いかな。


『万壑烟霧』(ばんがくえんむ) 

明治43年(1910) 紙本墨画⾦泥 6曲1双 株式会社千總所蔵

描かれた木の感じにとても魅かれた。これは図録などでは分からないだろうなあ…実物を見ないとなあ…と思いながら鑑賞。

 

『泊船』(とまりぶね) ⼤正4年(1915) 絹本着⾊ 1幅 個人蔵

(解説パネルをメモってこなかった、失敗)夜の運河を描いたものか。

運河(と思われる)べりの民家の窓から灯が見える。運河(かな?)に船が係留されている。静かで、とても良いなと思った作品。

 

『寒⽉』(かんげつ) ⼤正元年(1912) 絹本着⾊ 6曲1双 京都市美術所蔵

雪の積もる竹林に一匹の狐が描かれている。

この竹林の色がとても素敵なのだ。墨汁に群青色の顔料を塗り重ねて描かれているらしい。

 

『駅路之春』(うまやじのはる)

 ⼤正2年(1913) 絹本着⾊ 6曲1双 福⽥美術館所蔵

『寒月』の右隣にこちらの作品が展示されており、色の少ない『寒月』と対照的にこちらは大変カラフルな作品。

左隻に街道の茶店でくつろぐ人々、皆さんとても色とりどりの着物をお召しになっている。手前に柳(多分)や、幕が描かれており、顔の表情は見えたり見えなかったりだが、明るい雰囲気。右隻には黒馬、白馬と人物(馬子?)が描かれている。

 

この『寒月』と『駅路之春』の展示ケースの前に、ずらっとベンチが置かれているのである。何という素晴らしい対応なんでしょう!!

ベンチに座ってじっくり鑑賞させていただきました。


『⽔郷』(すいごう) ⼤正〜昭和時代(20世紀) 絹本着⾊ 1幅 櫻⾕⽂庫所蔵

 

『⾶瀑』(ひばく) 

⼤正〜昭和時代(20世紀) 紙本墨画 1幅 京都府(京都⽂化博物館管理)所蔵

解説パネルに「注目したいのは滝の水そのものは描いていないこと」とあった。塗り残し白い地のままにして、周りの描写で滝の水を表現したそう。

燕が小さく描かれており、滝を横切っている。うーむ。良いなあ。

 

そして、最後に再び撮影可のホールに戻る。

 

櫻谷愛用の「矢立」

 

 

写生帖

 

 

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「HARIO CAFE」で一息。

 

 

またしても「クラシックショコラセット」、サイフォンコーヒーをチョイス。

こちらのケーキは、日本橋浜町の「パティスリーISOZAKI」のものだそう。

ほう…。違うケーキも食べてみたい。

 

そして、今回、 「年間パスポート」を購入!

 

 

右側のオレンジ色のカードである。

こちらは大変お値打ちである。なんと1年間4000円。

本人と同伴者1名が無料で利用できるのだ。