名古屋といえば「モーニング」だろう、ということで、

「ぴよりんSTATION カフェ・ジャンシアーヌ」で朝食。

 

 

私は予備知識なく、無邪気(?)に来てしまったが、こちら、とんでもない人気店であった。

 

「ぴよりんプレート」

 

 

おおっ。

 

 

可愛い「ぴよりん」であるが、この「ぴよりん」はタダモノではなかった。

 

「名古屋コーチン」の卵を使ったプリンをババロアで包み、粉末状のスポンジで表面を飾り、ひよこの形にしたものなのだ。

この中に入っているプリンが美味しい!!!

非常に美味しいスイーツであった。

 

お腹を満たし、今度は目の保養に。

 

「名古屋城」である。

 

 

「名古屋城本丸御殿」

 

昭和20年の空襲で焼失し、平成21年から復元工事が始まり、平成30年から公開されているそうだ。

 

 

新しく、非常に美しい。

 

 

ガイドの方が要所要所にいてくださり、説明を聞くと、さらに楽しく見学できるのである。

 

 

あまりの美しさに興奮してしまい、非常に多くの写真を撮影してしまった。

別途整理したいと思う。

 

本丸御殿の見学を終えると、かなり雨脚が強くなっており、庭園の見学はあきらめ、「西の丸御蔵城宝館」を見学し、バス停に向かう。

 

 

このなごや観光ルートバス「メーグル」を利用し、徳川美術館へ。

 

 

「大蒔絵展」である。

 

 

本日まで、国宝「源氏物語絵巻 宿木一」(平安時代 12世紀)が公開されているとのことで、それも楽しみの一つであった。

 

入口のホールに展示されていた「黒塗黒糸威具足」複製。

 

 

「大蒔絵展」の会場の前にルートとして、まず「名品コレクション展示室」

 

徳川家ゆかりの武具、刀剣から始まり、徳川家康筆の和歌短冊、家康所蔵の硯などが展示。かなり見ごたえあり。

 

そして、第2展示室では、名古屋城二之丸御殿にあった「猿面茶室」が復元され、茶道具の数々が展示されていた。

 

第3展示室は、書院飾りの展示。書の道具、お茶の道具、それぞれ取り合わせが素晴らしく、うっとりと鑑賞。

 

そして、第4展示室では「狂言」の展示。

お面や衣装、扇など。

驚いたのは、能舞台まであったことである。

 

そして、最後は、3代将軍家光の長女・千代姫の婚礼道具。

国宝「初音蒔絵書棚・胡蝶蒔絵書棚」の修復完了記念特別公開がされていた。

このほか、千代姫の貝桶、各種箱などのお品も展示。

 

そして、企画展「能の世界」も催されており、尾張徳川家に伝来した能面、能装束、小道具が展示され、それが使われる演目についても紹介されていた。

 

ようやく、特別展「大蒔絵展」の会場にたどり着いたのである。

 

平安時代から現代の作品まで展示されており、蒔絵の手法についての詳しい解説パネルもあり、分かりやすかった。

 

蒔絵作品だけでなく、絵画も展示されており、

重要文化財「掃墨物語絵巻」(南北朝~室町時代 14-15世紀)に魅かれた。

 

白粉と眉墨を間違えて化粧した娘が、訪れた僧に「鬼」と驚かれて逃げだされ、世をはかなんで出家するという物語らしい。

展示されていた絵巻の真っ黒に塗られた娘の顔の表現、ほかの人の表情、ちょっとユーモラスに感じたのだが、「世をはかなんで出家する」物語なのだ。

 

重要文化財「秋野蒔絵硯箱」 伝・五十嵐道甫作 (江戸時代17世紀 個人蔵)

 

螺鈿、珊瑚象嵌が蒔絵にとても映える。素敵である。

 

「藤蓮楓図 三幅対」 酒井抱一筆 (江戸時代19世紀 MOA美術館)

 

酒井抱一の下絵による蒔絵作品もいくつか展示されていた。

 

 

本日、「メーグル」の1日乗車券で名古屋城、徳川美術館を訪れた。

この1日乗車券の提示で、名古屋城、徳川美術館ともに割引料金でチケットを購入でき、大変お得であった。

 

名古屋駅に戻り、高島屋の地下食料品売り場でお弁当、和菓子など買い込んだ。

 

初かつを」で有名な「美濃忠」のショップを見つけ、大興奮。

 

 

「季節生菓子」である!

 

 

外郎製「枇杷」、谷川製「夏菊」、羽二重餅製「天女花」。

 

「谷川製」って何だ?と調べると、米粉を使った練り皮でツヤがあり、むっちりした生地のことのようだ。

ツヤツヤなのが特徴で、名古屋あたりの和菓子屋さんでよく使われるようだ。

ほう…。

 

JR名古屋高島屋地下には、栗きんとんで有名な「すや」のショップもあるのだ。

 

 

「旅ごろも」

 

 

そば粉を使ったクレープ様の皮の中に粒あんが入っていて、

「旅ごろも」という名前もあり、新幹線の中で食べるのにぴったり。

ああ、ゴールデンウィークも終わるのね、と、そば粉の素朴な味わいと粒あんの甘さを楽しんだ。