少し前に読了。
本書は、表千家茶道教授の著者による「おうち茶道」の魅力と方法について紹介したものである。
SNSで知り、図書館で借りて読んだ。
返却期限ぎりぎりになってしまったため、急いでメモ。
おうち茶道のすすめ (著)水上麻由子
「おうち茶道」とは、お茶室で作法に則って点てるのではなく、自宅で気軽にお抹茶を楽しむことのようだ。
私も自宅で気軽に抹茶を楽しんでいる。
雑誌「和樂」が提案する「喫茶去」のイメージで、器やお盆など少しずつ増えて、けっこう楽しい。
本書の「おうち茶道」も同じような感じである。
そして、大変具体的に提案されているので、私のような初心者には参考になった。
(太字は本書からの引用)
「おうち茶道を実践する時に、具体的にどんな道具をそろえたらいいの?という質問にお答えしていきます」
・「薄茶用で、30グラム1000円から2000円程度のものがおすすめです。」
ふむふむ。
・鮮度を優先して、30グラム缶が良いようだ。
確かに…。
「お気に入りの茶碗を手に入れたら、銘を付けてみるのもよいかもしれません」
銘は、「茶碗の模様から「青海」「月光」。形から「芋頭」、縁起のよさから「老松」などがあります。」
ふうむ。確かに。
・ポットは500ミリリットルくらい入ればいい。
・沸騰させた湯をポットなどにうつすと10度下がる。(これは先日の「一保堂茶舗」のイベントでも聞いた)
・抹茶のための湯は80度前後がベスト。朝に沸かしてポットに入れておいた湯、沸騰後のやかんを10分程度置いたものが適温のようだ。
・「茶を点てるための、結界のような小さなスペースを作る」
・「おうち茶道セットをいつでも使えるように、結界となるトレイやお盆の上にきれいな布巾をかけて置いたり、小さな籠にすべての道具を入れておいてもよいでしょう」
ということで、本日の私の「おうち茶道」のご紹介。
仕事部屋のデスク上である。牛の歩みで新パソコンの各種設定、現在の設定でできる仕事などをやっていて、休憩タイム。
新しいパソコンのキーボードと、「アランジアロンゾ」のパンダのマウスパッドである。
堀宏冶氏の桜の四角盆で「結界」を作ったつもりである。
お茶碗は高橋朋子氏の銀彩の沓茶碗。こちらのお茶碗は「銘」をつけたいなあと思っている。お皿も高橋氏のもので「銀彩蓮皿」。
桜餅は、自由が丘「蜂の家」のもの。いわゆる関東風の「長命寺」。