昨日からの続き。
私が大好きなショップも見ずに本館に急いだのは、「和物茶碗の世界-美濃、樂、京焼、唐津、高取」が見たかったからである。
こちらは撮影可なので、気になった作品を撮影した。
志野茶碗として有名な2点。
志野茶碗 銘 橋姫 美濃 安土桃山~江戸時代(16~17世紀)
(ブログはアップしていないが)2月20日にサントリー美術館で「寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽」展を見ている。
ここで仁清作品にノックアウト状態になってしまったの次の2点は大注目。
色絵波に三日月文茶碗 仁清、「仁清」印 江戸時代(17世紀)
この作品は、トーハクのウェブサイトに「おすすめ」とあった。私の写真では少し暗く写っている。実物はもっと明るい。いやあ、良いなあ。
色絵紅葉賀図茶碗 仁清、「仁清」印 江戸時代(17世紀)
変わった形のお茶碗。源氏物語の「紅葉賀の巻」を描いたそうだが、人物を描いていない。
こういうタイプのものを「留守模様」というようだ。説明プレートに書いてあった。
うむむ。先だって五島美術館の講演で、短歌の本歌取りなどの技法の説明でも同じようなことを聞いた。作者は「当然知ってるでしょ!」と言わんばかり。
いやあ、教養って必要。
こちらは、「色絵花包文茶碗」(京焼、「清閑寺」印 江戸時代・17世紀)
これも私の写真だと暗いが、実物は、京焼らしく、もっと明るく華やかである。
この後、閉館時刻を気にしながら本館2階に行くと、「平成30年 新指定 国宝・重要文化財」のお部屋に出会った!
ここで新・重要文化財として伊藤若冲の「果蔬涅槃図」(紙本墨画 京都国立博物館 江戸時代・18世紀)を発見。
これも「若冲展」に展示されていたなあ・・・黒山の人だかりであったが、今、ここでは私一人が一人占め状態!おおお。
そのお隣には、円山応挙の「淡彩瀑布図」(紙本墨画 京都・相国寺 江戸時代・安永元年(1772))。
もちろん私一人占め状態。なんて贅沢な。
しかし、5時閉館で「蛍の光」が流れだしたため、出口に急がなければならない・・・。
というわけで、やっぱりトーハクは見所満載。又、年会員になろうかなと思ったのであった。
よく考えよう。