3月中に読了。

 

「本の雑誌3月号」で「絲山秋子ならこの十冊だ!」で紹介されていたものを読んでしまおうと、図書館から借りてきた。

 

本書を読み終え、残りは、

 

「イッツ・オンリー・トーク」

「袋小路の男」

「ダーティ・ワーク」

「ばかもの」

「不愉快な本の続編」

 

あと5冊である。

 

妻の超然  (著)絲山秋子

妻の超然 妻の超然
 
Amazon

 

本書は、タイトルの「妻の超然」、「下戸の超然」、「作家の超然」の3編で構成されている。

 

私としては「下戸の超然」が一番よく分かったかな、と思う。

下戸の主人公と、酒好きでNPO活動に一生懸命な彼女とのお話である。最初は上手くいっていたのに・・・・・まあ、よくありがちかも。

「自分の好きな事は、相手も好きであって欲しい」、「自分の好きな事は、相手もきっと好きになってくれるに違いない」と考えてしまいがちだが、この物語を読むと、はっと「そうとは限らない」と「正気」に戻してくれる。

 

よく考えたら、当たり前のことが日常生活では気づけないことがあるが、小説を読むと、ふっと気づけることがある。

 

これが、間接体験の良さなんだろう。

 

「妻の超然」と「作家の超然」の主人公に関しては、超然としすぎて、驚くばかりであった。

 

色々考えた一冊。

 

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先だって、オシャレっぽいファミリーレストランでランチを食べた。

そのときのデザートが・・・・

 

 

丸太に乗ってきた。なぜだ・・・。

グレープフルーツのプリン。プリンの上にグレープフルーツがのっており、何となくグレープフルーツっぽい爽やかな苦みがあって美味しかった。

プリンをアップで写すと、こんな感じ。