先ほど、読了。


ブラック・ベルベット  (著)恩田陸

ブラック・ベルベット/双葉社
¥1,728
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外資系製薬会社に籍を置く、神原恵弥シリーズの3作目。


1作目が「MAZE 」、2作目が「クレオパトラの夢 」。私は2作とも2009年に読んでいる。なるほど、息の長いシリーズ。


第3作目の舞台は、T共和国とされている。


まずはイスタンブールに赴く主人公。

同行者と寝台列車に乗ってアンカラへ。

頼もしいドライバー付きの4WDで、カッパドキア、エフェソス遺跡などを巡る。


途中で、ガイドブックに載っていない、最近売り出し中の塩の湖にも立ち寄る。

これは、トゥズ湖?

作品中に「パムッカレが地震で干上がっちまったんで、他の観光資源の開発を模索しているんだろう」とある。

おお、パムッカレとは、あの「棚田」のような・・・


トルコには、まだ行ったことがないが、イスラム文化あり、ギリシャ遺跡あり、自然の不思議ありと魅力的な国に思える。


しかし、先だって報道されたが、現在はとても厳しい側面も持っており、大変心配である。


本書は、その魅力的な風景や建物、食べものなどを小道具に、とてもシビアな謎を追う物語になっている。登場人物全てが「濃く」読み応えタップリであった。



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時々満員電車に乗ることがある。

本当にギューギューのときは、本は読めないなあ。