新万馬券の兵法①『本命◎を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ』 | 論愚阿来無の欠伸日誌(ろんぐあらいぶのあくびにっし)

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「小人閑居して不善を為す」日々大欠伸をしながら、暇を持て余している。どんな「不善」ができるのか、どんな「不善」を思いつくのか、少し楽しみでもある。

 アラコキ(アラウンド古稀)世代が、何に夢中になり、どんなことに違和感を覚えるのかを徒然に綴っていきたい。

新万馬券の兵法①『本命◎を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ』
~前走鮮やかすぎる末脚を見せた馬は疑ってかかれ~


 昨年の暮れ、圧倒的人気を集め馬群に沈んだ馬がいた。阪神ジュベナイルフィリーズ、リアアメリア。前走余裕を持っての差し切り勝ちは、次走牝馬№1決定戦でもと思われたものだ。ところが、馬群に喘いで沈んでいってしまった。
 私は、「2連勝する馬は3連勝できる」と思っている。しかし、このリアアメリアは新馬勝ちから4ヶ月の調整を経てアルテミス賞を楽勝。休み明け2戦目で阪神JFを迎えている。つまり、2連勝後の一戦ではなく、叩き2戦目である。当然ポカの可能性を含んでいる
 また、昨年の有馬記念で圧倒的人気を集めたアーモンドアイ。前走天皇賞では、内からあっさり抜け出し、3馬身差をつけて圧勝。この誰にも有無を言わせぬ勝ちっぷりにこそ死角が孕んでいるのだ。鮮やかすぎる末脚を見せた馬は、筋肉だけではないどこかに疲労を蓄積しているように思えるからだ。
 私は、基本、前走好走した馬を疑ってかかる。というよりも、鮮やかに差してきた馬は、損な馬だと思うからである。見栄えがいいので、人気にある。なのに、反動の心配がある。こんな本命馬を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあるというものである。全てのレースを取りきろうと考えないことだ。得な馬券を持っておく、期待値の高い馬券を持っておくことが大切なのである。
 先週日曜東京9Rセントポーリア賞。前走差して好戦している馬が、人気のサトノフウジンを初め、ヴァルコス、ルビーカサブランカ、フォーオブウィル、マイネルソラリス。◎は2戦好戦のアオイクレアトール。あとは、前走先行して負けている馬。というのも、先行大敗馬は、疲労の蓄積もなく、追い切り代わりの調整走とも言え、人気を落としてくれるは、調子も上がる可能性があるはで一石二鳥である。ショウナンハレルヤはこの一頭である。
 重馬場適性が一番のマイネルソラス。ポカ心配も重ならこの馬を軸に据えるつもりでいたが、幸い良馬場での競馬となった。
 結果は、1着13○ショウナンハレルヤ、1着02◎アオイクレアトール、3着04△セントオブゴールドであった。馬連23280円であった。