講談社文庫で『完全無敵のベストセレクション・ミステリーズ 』というフェアが行われています
偏りがなく、幅広いラインナップで、感心しました
一括りにといっても、いろいろな形式がありますからね
ミステリを普段お読みにならない方には分かりづらいかもしれませんが、一応流行り廃りもあるんです
でも、流石ベストセレクションと銘打つだけあって、各ジャンルの代表作家の代表作を取り揃えているように見えます
ミステリに興味があるけど、どれを読んでいいかわからないという方は、このフェアでラインナップされているものを読めば間違いないんじゃないかと思います
私も全部読んでいるわけではないので、この機に読んでみようかと思います
私好みの(笑)主なラインナップはこちら♪
↓↓↓
- 綾辻行人 『新装改訂版 水車館の殺人』
通称『館シリーズ』の中の1冊です
館シリーズはけっこう読んでいたんですが、いつの間にやら手放していて…

- 有栖川有栖 『ロシア紅茶の謎』
『国名シリーズ』と呼ばれるシリーズ作品の中の1冊
綾辻氏や有栖川氏の作品は新本格と呼ばれます
私はまだ読んでいないんですが、同作者の江神二郎のシリーズが面白いので、是非読んでみたいと思っています

- 内田康夫 『黄金の石橋』
2時間サスペンスでお馴染みの浅見光彦シリーズの原作です

トラベルミステリというジャンルです
文章もトリックも易しく、読みやすいです
- 大沢在昌 『女王陛下のアルバイト探偵』
ハードボイルド色の強い作家さんのイメージですが、この作品は比較的ライトです
スパイ小説になるでしょうか
セクシーなチョイ悪親父とノリの軽い高校生のスパイアクション

★参考『アルバイト探偵』
- 京極夏彦 『姑獲鳥の夏』
『京極堂シリーズ』の記念すべき第1作
妖怪小説として有名になりました

- 今野敏 『ST 警視庁科学特捜班 青の調査ファイル』
このブログでも何度かご紹介している「STシリーズ」
警察小説ですが、ゴレンジャーみたいな趣も…(笑)
- 篠田真由美 『未明の家』
「建築探偵桜井京介シリーズ」の第1作
扱われている犯罪が建築物に関係しているというのが特色
綾辻氏の「館シリーズ」に似ている?
- 高田嵩史 『QED 百人一首の呪』
歴史ミステリですが、作者の高田さんが薬剤師というだけあって、薬学の知識も得られて楽しいです
- 中井秀夫 『新装版 虚無への供物』
有名なミステリ作家さんたちがこぞって名作と称えている作品です
それだけ素晴らしい作品と言うことでしょうか、興味が湧きます
私もまだ読んでいないので、是非読んでみたい1冊です

- 西尾維新 『クビキリサイクル』
戯れ言シリーズの第1作です
この頃はまだミステリとしての体裁を保っていました(笑)
雰囲気はライトノベルで、怒涛の文字の重なりの割りに読みやすい作品
- はやみねかおる 『そして五人がいなくなる』
この作者の作品を小学校や中学校の図書室で見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?
児童向けミステリのカリスマです(笑)
子どもだけのものにしておくには勿体無い面白さ

文章は平易で読みやすいですが、容易ならざるトリックで楽しめます
- 三津田信三 『厭魅の如き憑くもの』
ホラーとミステリの融合

事件が解決しても尚背中が寒いんです(泣)
- 森博嗣 『すべてがFになる』
工学部建築学科の助教授と学生が活躍する理系ミステリ
そういえばこの作品にも建築が関わってますね
トリックも驚愕ですが、犯行動機も驚愕です
- 横山秀夫 『半落ち』
これもまだ読んだことがありませんが、絶対面白いはず!と信じています

横山秀夫さんの他の作品も色々と考えさせられる社会派のお話でしたから