翡翠の城―建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社文庫)/篠田 真由美
¥820
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 先日ご紹介した『未明の家』の続編、建築探偵桜井京介の事件簿、第3弾です

 『未明の家』を読み直したら、殊の外はまってしまって、BOOK-OFFで買っちゃいました

 取り敢えず、置いてあった分は全部…(もちろん、100円になってるやつ 笑)

 1日1冊半のハイペースで読み進み、その他の雑事をこなすと、時間があっという間に過ぎていき、最近寝不足です

 ブログを更新する間もなかったもの

 でも、久々に寝不足になれるほど面白い本に出会えて、読書家としては本望です


 本作品は、日光が舞台

 明治創業のオグラ・ホテル

 創業者の娘が住まう別邸・碧水閣

 その碧水閣の取り壊しを巡って、創業者一族の骨肉の争いが繰り広げられます

 京介、蒼、深春、神代教授(京介の指導教官、イタリアへ留学していたがこの度帰国)は、黎明荘の調査(『未明の家』)で親しくなった杉原静音の頼みで、碧水閣の住人で創業者の娘・巨椋真理亜に会いに行きます

 しかし、当の真理亜は入院、深春は何者かに襲われ、巨椋一族からは人死が出て…

 果たして犯人は誰なのか?

 巨椋一族の忌まわしき歴史とは?

 碧水閣にまつわる謎とは何か?

 桜井京介が、豊富な知識と鋭い洞察力で解き明かします