予知夢 (文春文庫)/東野 圭吾
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 『探偵ガリレオ』の第2弾です

 今回も一見非科学的なオカルト現象が関係している事件を、湯川先生が科学的に解明していくというお話です

 本作『予知夢』には、短編5編が収録


 「夢想る」

 家宅侵入を家人に見つかり逃亡中、轢逃げで捕まった犯人

 家宅侵入の動機は、17年前から結ばれる運命にあった森崎礼美と邂逅するため

 精神異常者のように思われたが、その証言を裏付けるような資料が見つかり…


 「霊視る」

 家に送り届けたはずの恋人の姿が、部屋の窓の外に

 胸騒ぎを覚え、友人に恋人の様子を見に行ってもらうと、果たして恋人は殺されていた

 恋人の幽霊が自分の死を知らせにきたのか、それとも…


 「騒霊ぐ」

 夫が失踪

 夫が失踪当日訪ねていったと思われる老人は亡くなっており、代わりに奇妙な男女が住み着いていた

 毎日きっかり20時に家を出る男女

 その時刻、家の中ではポルターガイスト現象が!


 「絞殺る」

 都内のビジネスホテルで男が死んでいるのが発見された

 状況は、他殺を示唆

 男が死ぬ前夜、その娘が男の周りに火の玉が飛んでいたのを目撃していた


 「予知る」

 マンションの一室で女が自殺した

 ところが向かいのマンションに住む少女が、女が死んだ前の日に首を吊っているのを目撃したと証言

 予知夢だったのか?