クビツリハイスクール―戯言遣いの弟子 (講談社文庫 に 32-3 西尾維新文庫)/西尾 維新
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 戯れ言シリーズ第3弾、待望の文庫化です!

 今回の舞台は私立女子校・澄百合学園

 名前だけ聞くと、メイドさん、ゴスロリ娘、メガネっこ、ツンデレ系、男装の麗人、危ない保健室の先生(?)等々、多種多様な美少女のオンパレード!ウハウハバンザーイ!(苦笑)な設定を思い浮かべるかもしれません

 しかし、その認識は新たにしなければいけません

 美少女は確かに満載ですが、其処はソレ、西尾維新氏の作品ですから

 今回いーちゃん(戯れ言遣い)は、赤き制裁(オーバーキルドレッド)こと哀川潤さんに拉致(!)されて、潤さんのお手伝いをする羽目になります

 そのお手伝いとは、制服着用(女装)で学園に潜入し、紫木一姫という生徒を救出すること

 ?

 潤さんのお手伝いにしてはやけに簡単なのでは?

 わざわざいーちゃんを引っ張り出さなくても…

 ですが其処はソレ、西尾維新氏の作品ですから(笑)

 そうは問屋が卸さないわけです、ヤッパリ

 澄百合学園は、別名を首吊学園という戦闘員養成機関

 それを知らされずにのこのこ潜入したいーちゃんは、アルトリコーダーを突きつけられたり(?)、少女を担いで校内追いかけっこをしたり(!)、肩の関節を外されたり(!!)、段平下げた女性とに切り付けられたり(!?)、災難に次ぐ災難に遭遇するという憂き目に遭います

 更に非常事態に追い討ちをかけるように、相次ぐバラバラ殺人

 いーちゃん、潤さん、姫ちゃんは無事学園を脱出できるのでしょうか?

 そして犯人は誰なのか?

 息をつかせぬ展開、フェイクに次ぐフェイク

 はまること請け合いです