おどろおどろしい字面ですねぇ~

 イメージ通り、オカルトちっくです


 ただ単に“”というワードが表題に含まれていたので、前から注目していましたきらきら

 小さい頃から妖怪も大好きですけどMe

 水木大先生のゲゲゲの鬼太郎の妖怪事典、持ってたし音符

 京極夏彦さんの愛読者だったりするし音符

 あれ? わりとオカルト好きだったのかな? 私?

 作者のお名前も、化野燐さんとおっしゃって、なんだかやっぱりオカルトちっくnipa*


 さてさて、この本の紹介なのですが。。。

 人工憑霊蠱猫はシリーズ化されていますが、おそらく当初からシリーズにすることを前提に書かれているようで、蠱猫という作品の位置づけがシリーズ全体の中ではプロローグ的な意味合いを持っているようです

 何か大きな渦に作品世界自体、登場人物みんなが飲み込まれようとしているんだけど、俯瞰しているはずの読者にもその渦の正体がなんなのか皆目検討がつかない状態です

 読者自身も飲み込まれているような。。。


 読み取れたことは、まず人工憑霊という技術がある、ということです

 人工憑霊というのは、人工的に妖怪(便宜的にそう呼びます)を人に憑依させること、のようです

 その技術を積極的に応用していこうとするグループと、公にならないように守っているグループがあって、両者の対決が描かれています

 渦に飲み込まれているように感じるのは、その戦いの背景がまだはっきりしないことにあり、それがシリーズが進むことによって解明されていく、のかなと予想しています

 まず、主役格の登場人物すら、自分が何故戦いに巻き込まれているのかよくわかってないので、それぞれの宿命も明らかにされていくことでしょう


 蠱猫というのは妖怪のようなもののようで、主人公の美袋小夜子に憑依しています

 蠱猫の力を使う小夜子さんは、クールで雄雄しくて素敵ですきらきら

 にゃんこパワーで、戦って、戦って、戦い抜きますしゃきんっ

 そんな彼女の行く末が気になるので、次巻も読みますo(・ω・)o

 ただいま、順次文庫化中

 次は6月13日発売予定ですcat*



蠱猫 (講談社文庫 あ 103-1 人工憑霊蠱猫)/化野 燐
¥800
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