世紀の二枚舌は今世紀最大のロングランエッセイだ | バーテンダーは心の名医

世紀の二枚舌は今世紀最大のロングランエッセイだ

       『世紀の二枚舌』 は今世紀最大のロングランエッセイだ

 

 私は バーテンダーは心の名医 とサブタイトルのついた『世紀の二枚舌』の大の愛読者です。

 何故読むのかというと、先ず 人生を生きるを勇気づけてくれる からである。それは言い得て妙なる心理があ

 って、真実があり、落語に通じる落ち話であり、時代への風刺であり、知恵であり、喜怒哀楽があるからであ

 る。こういう技は、バーテンダーである戸田宏明氏が長年カウンターに立って、一筋ならぬ人生を見てきた経験

 に裏打ちされた技である。接客業にあって核心を突きながら、スーッと清々しくかわしていく知恵の凝縮の蓄積

 技である。それだから、カウンターに掛けて酒の上のたわけない話を聞いているようで実に面白い劇場型エッ

 セイという新分野であろうか。

 それにもまして、人間戸田宏明のこのがんじがらめのビックレーター世界に対する、宵越しの銭を持たぬ人生

 を愉しむことに孤軍奮闘する軽薄さが面白い。

 あっ、そんなんでも生きて行けるのかという安堵感がひしひしと伝わって来る。決して豊かではないが、貧乏く

 さくもなく、愉しむことって生きることだよと、もろ手を挙げて迎えてくれる、やはり長年培ってきた現場の人バー

 テンダーは心の名医なんだなあ、戸田さんは!

                 「名医にあやかっている自称門人)

 

  マスターダ談

    活字好きだが数字が嫌いで貯金通帳を持たずに生きてきた。人に訊いたら利息が付くという。

    しかし、その利息は、どこの誰から振り込んでくるのかを考えると、盆暮れに付け届けをしたり、

    年賀のあいさつに出かけたりと煩わしい。そこで、一番安全で、人に迷惑をかけない使うことにしている。

    第一、年金だ、消費税といったってなけりゃ使わないだけだ。

    ただし、旅に出るのが趣味で十五万円ぐらい貯まると気持ちが大きくなってすぐに旅に出てしまう。

    私の貯金は、机の上段の引き出しに貯めているのだが、旅のことを考えるとワクワクする。かっての貯金

    最高額は378000円だった。大物になったと感じたねェ。しかし次の瞬間フライト代金に替わってしまっ

    た。