子供の頃からホテルが好きだった。
それは、ホテルに行く機会も多かったのかもしれない。

鹿児島のばあちゃんが良く仕事で東京に来ていて、仕事のある時はその近くのホテルに宿泊していたので色んなホテルを見てきた。

高校生の時、衝撃的なホテルが開業した。

「パーク ハイアット 東京」だ。

その当時、帝国、オークラ、ニューオータニと呼ばれた御三家より高い料金設定で、ロケーションは駅から遠く、誰もが成功するはずないと思っていた。ところが大成功をおさめたのである。

その後、パークハイアットをマネした外資系ホテルが次々に開業した。

そして競争に勝てないと考えたオークラ東京が建て替えに踏み切った。そしてつい先日開業。

だけど、最近どのホテルに行っても同じようなデザインでつまらないのである。
高層階にあって、明らかにパークの真似っこで。
かといってサービスはイマイチなホテルもある。
アンダーズ、アマンなんかその例だろう。

だからこそ、ホテル オークラにはポストモダニズムの建物やインテリアを残して営業して欲しかったもの。60年代の建物は理解しずらいかもしれないが、後々後悔するのではと思う。

かつての帝国ホテルもやってしまった。

「フランク ロイド ライト」設計の建物を老朽化を原因に壊して現在の建物となった。

過去のことを言っても仕方ないが、現在の帝国は帝国で味がある。少しライト館を思わせる雰囲気を漂わせていてそのあたりはいい。

そしてサービスはなんといっても外資系のホテルより断然いい。やっぱり日本人をほっとさせるのが帝国なんだろう。


帝国ホテルは、1887年(明治20年)と老舗で、ライト館は1923年、この現在の建物は1970年に建てられたもの。

ライト館が残っていたら間違いなく僕の世界一好きなホテルだったに違いない。


有名なロビー。夏の風物詩ひまわりが飾られていた。生け花も流石だ。

イギリスの一流ホテルも生け花には凄く凝っているが、帝国の生け花は日本らしく、シンプルでエレガント。


高さまできちんと揃っている。


そうそうこの壁。
ロビー入って左側のランデブー ラウンジの壁。
奥にライト館を彷彿とさせる柱も素敵だが、
ヨーロッパの友達にこの写真を見せると、
なんて素晴らしい壁のデザインなんだ!とみんな感動する。

やはり日本はもっと素晴らしい文化を世界に伝えていくべきであると思う。

カーペットもお洒落すぎる。

今回帝国を訪れた目的は友達とアフタヌーンティー。以前17階のインペリアル ラウンジ 
アクアでアフタヌーンティーをしたことが
あって、今回は、和洋折衷のアフタヌーンティー「和(なごみ)」を試してみようということになった。


なごみアフタヌーンティーの特徴としては、
バナナテイストの葛切り、抹茶ラテ、抹茶ロールケーキ、あんぱん、金平糖といった日本らしいお菓子を取り入れたという点。

そして、アクアの景色がない分料金も安く
お一人様3900円。


アフタヌーンティーのクロースアップ。
全部美味しかった。

が、やっぱり一つ解せないのは、スコーン。
日本のホテルに共通しているのは、スコーンが小さく上品すぎるのである。

スコーンとは、そもそも英国王室戴冠式で使われる神聖な石「ストーン オブ スクーン」の形に似ているのでその名がついたと言われている。

これじゃあ、形が全然違う!

スコーンは手で割るのがマナー。
これじゃあ手で割れない。

スコーンには通常クロテットクリームとジャムをぬるが、皆さんはどちらを先にぬるのが正解か知ってます?

実は、イギリスでスコーンとクロテットクロームで有名なデボン州とコンウォール州で違うのです。

デボン式は、スコーン2つに割って、クロテットクリームを先のぬり、そのあとジャムをぬる。コンウォール式はその逆。

因みの僕はデボン式。クリーム先の方がぬりやすいと思うのだけど、、、

そして皆さん!スコーンはナイフで2つに割るのはマナー違反。何故なら、ストーン オブ スクーンって神聖なもの。その神聖なものにナイフを入れるなんてけしからんのです。

みなさんも正式イギリス流スコーンの食べ方で楽しんでみてください。