みなさん、こんにちは。Jasmineです。

 

今日は、私の大学院とプログラムについてご紹介します。
 
私の大学、UCL (University College London) は、
QSランキングで2020年世界ランキング8位の大学です。
 
ヨーロッパで4位、イギリス国内では、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学に次いで、ランキング3位の大学です。(ちなみにこのQS世界ランキングで東大は22位です。)



 
QS Ranking:
 
 
とはいえ、日本人には、イギリスの大学だと、Oxford (オックスフォード) か Cambridge (ケンブリッジ) しか有名ではないですよね。
 
その気持ち、わかります。実は私も、イギリスの大学院受験をするまで、UCLの事を知りませんでした笑い泣き
 
それではどうしてこの大学を選んだかと言うと、、
 
まず私はイギリスでEntrepreneur (アントレプレナー/起業家)になる為の勉強をしようと決めました。
 
その後、MBAか、Entrepreneurship もしくは、Innovation Management等の経営系の大学院のプログラムを探しました。
 
ですが、MBAは学費が高過ぎて手がでないと気づいたので、それよりは費用が安い大学院に行く事にしました。
 
学校の選び方としては、海外大学の検索サイト(先ほどのQS Ranking: https://www.topuniversities.com/ )を使って、ランキングが上の大学から見ていきました。
 
下記のように、国、大学院、経営などを入力して検索できます。(今みたら、来年2021年度はUCLが10位になっていて、悲しい…)
 
この様に、候補として出てきた大学院のプログラムから、別ウィンドウで各大学のウェブサイトに行って、それぞれ記載されている募集要項と授業内容をよく読みます。

そこで、自分が要項を満たしているか、そしてプログラムの内容は自分のやりたい事に合っているかを確認します。
 
その中で、OxfordとCambridgeは学部の時の成績の要項が厳しく、私の大学時代の成績では受験自体が無理だったので、最初から除外になりました。
 
また、私の様なビジネス、マネジメント系のプログラムの場合は、基本的に理学修士(Master of Science)になります。

その場合は、大学院受験にあたり、数学のテストがあったり、大学時代の科目として数学の点数が必要なところが多いです。
 
私は、大学時代は文系だった為、数学を専攻していないので、その要件が無いところを選ぶ必要がありました。

UCLのMSc in Entrepreneurship は、数学は必要ではなかったので、Personal StatementとReference Letter x2 とIELTSで応募しました。


 
さて、紆余曲折ありながらも無事UCLに合格して、授業を受けた印象ですが、、
とても良いですニコニコ←語彙力
 
このプログラムには45ヵ国から来た、75人のクラスメイトがいます。
UCLの他のプログラムに比べても、極めて高い多様性があるクラスです。
 
この多様な国籍というのは、様々な価値観に出会えるという点で、とても重要です。
 
私のプログラムには、中国とイギリス以外は、同じ国籍の人が最大2人しかいません。日本人は私ともう1人だけで、他のアジア人の数も少なく、中国人は私のクラスは3人だけでした。
 
同じUCLのSchool of Management(経営学部) でも、他のプログラムでは60%が中国人、というクラスもあります。大学やプログラムによっては、もっと高い比率で中国人が在籍しているクラスもあります。
 
イギリスにおいて、中国人留学生の数は日本人の10倍なので、ある程度クラス内の比率が高いのは仕方がないところですが、最近の海外留学の現実はこんな感じです。
 
私自身は、そういう事は留学前に気にしていなかったのですが、他のプログラムを取っている友人が、チームメンバーが全員中国人で自分だけ国籍が異なるから発言し辛いと言っているのを聞いて、確かにそれは問題だなと思いました。
 
中国人の数が多い事は単なるFactなので、それ自体は悪いことでは全くないです。ただ、イギリスに行ってまで、クラスの中でダイバーシティがない事は残念なので、大学側がコントロールすべきだとは思います。
 
ちなみに、もし気になる方は、事前に大学に問い合わせたら、プログラムの中での国籍や男女の割合、平均年齢を開示して貰えると思います。

上矢印実際に私も参加した学部のパーティの写真
 
私のプログラムでは、国籍だけでなく、年齢も幅広く、男女の割合も半々になるように、大学側が意図的に調整しています。
 
ただ、今年は、割と若い人が多くて、三十代以上のMature Students (大人の学生) が少ない様に思いました。恐らく20代前半が多く、50代や40代のクラスメイトも何人かいるので、平均すると20代後半が平均年齢になるかと思います。
 
私と同じ様な30代の人が、もっといるかと思っていたので、少々残念でしたえー
 
私のクラスメイトに共通しているのは、コミュニケーション能力の塊!!みんな起業したいだけあって、お喋りで元気いっぱいな人が多いです。
 
授業でも、みんな積極的に発言するので、先生に、一旦挙手して当てられてから答えてください! と叫ばれる始末笑い泣き笑い泣き
 
そして、やはり世界ランキングの大学院を目指しただけあって、全員真面目で頭が良い!!
私よりも遥かに年下のクラスメイトの、真面目さや頭の回転の速さ、博識さに、いつも感心させられていました。
 
それに加えて、みんな性格も良い!!
クラスでは虐めをする様な人や、人を馬鹿にする様な人は誰もいないです。
 
授業で何回もグループワークをやらないといけないのですが、ついていけない人を無視したりする人は誰もおらず、皆んなで頑張ろうという感じでした。わからない事も、いつもすぐに周りが教えてくれます。


授業の詳しい内容は、また別の記事で詳しく記載しますが、起業家として必要な項目を全て網羅するようになっています。
 
まず、カスタマーの問題について学び、それを解決する為の戦略やアカデミックな方法論を学びます。同じ時期に、ファイナンスや資金調達なども学んで、自分でP&L等を作れるようにならないといけません。その後、マーケティングやプロダクトを実際に作っていくところまで、アントレプレナーとして必要な事を順を追って網羅していきます。
 
教授陣の質はとても高く、コースダイレクターを始め、実際に起業している人や現役の投資家達が教授として選ばれています。
その為、ただ単にセオリーを教えて貰うのではなく、実際のスタートアップの経験から、生の声を教えて貰えるのでとても面白いです。
 
また、UI デザインや、Google Adsなど、これまで専門的すぎて自分自身に関係が無かった領域まで、自分で作って課題を提出しないといけないという、常にhands-onの授業形式が非常にためになりました。
 
アサインメントと呼ばれる課題は、いつも大変で、試験勉強もスケジュールに余裕が無く、ずーーっと遊ばずにクラスメイトと勉強をする日々でした。
 
更に、辛い思いをして提出した課題も、English? (英語で書いてください、という皮肉です)とコメントをフィードバックされて心が折れたり、頑張っても点が悪くて何故だろうと悩んだり、大変な事も色々ありましたね。
 
今は、コロナでクラスメイトも皆自国に帰ってしまったので、会えていません。授業もオンラインなので、やはり質は劣ります。でも、コロナの前は、本当に学生として充実した日々で、UCLに行ってよかったと思います。


海外留学経験者として、今後海外留学を目指す方に伝えたいのは、出来るだけ頑張って、より良い大学、よりレベルが高い大学を目指して欲しいです。
 
それは、授業の質が良いだけではなく、周りのクラスメイトや環境が大きく異なるからです。
 
余談ですが、昔ー昔ー、私は、別のイギリスの大学に1年間だけ英語の勉強で通っていた事があるんです。その大学は、所謂Fランキングの大学でした。
 
そして、当時私は英語が出来なかったので、授業ではイギリス人のクラスメイトに仲良くしてもらえませんでした笑い泣き
 
それに、寮生活においてのイギリス人同級生の態度も、大学の授業内容も、結構酷かったんです笑い泣き
 
また、今回の海外大学院受験にあたっても、私は大学ランキングは気にしておらず、楽して入れるところで良いかな?と思っていましたガーン
 
ですが、ある日、他に私が候補として興味を持っていた英国の大学のプログラムを専攻していた先輩に、学生生活の話を聞く機会がありました。(そのプログラムは、ランキングとしては低い大学のものです。)

その先輩からは、やはり大学自体の教授の質も良くないし、クラスメイトも誰もモチベーションが無いから、オススメだとは言えない、と言われました。
 
だから、大変だとしても頑張れる環境が良いと思い、UCLに行く事にしたんです。
 
皆さんも、もし大学選びで迷ったら、可能な限り挑戦できる所を選んでみてください。
 
きっと、成長出来ると思うので!!
 
では、またニコニコニコニコ