この土曜日に「Spirited Away(千と千尋の神隠し)」のロンドン公演に行って参りました~アップアップアップ

 

チケットは去年予約していたので「ついにこの日が」という気分。

行く前は「日本人とジブリ好きな外国人だけだろう」と思っていたのだが、着いてびっくり、ものすごい人気!! シアターの前から数十メートル列をなしていた。

Spirited Away | London Coliseum | The Show | Japanese (spiritedawayuk.com)

 

一言で感想を言うなれば「私は日本人を誇りに思う!!!」。

 

毎回ミュージカルを観ると「役者の歌の上手さ」に圧倒されるが、今回の場合、演出や細部のこだわりにいかにも日本らしい繊細さがあり、映画の再現度合いが半端なかった。キャストも素晴らしく、役にピッタリ。上白石萌音ちゃんや夏木マリさん、大澄賢也さんまで!

最後の閉幕の際にはみんなスタンディングオベーションで口笛も鳴り響いていた。

 

ジブリの世界観がこれほど英国で人気なことに驚いた。

ただ息子には説明が難しく「どうしてカオナシはカエルや他の生き物を食べて大きくなるの?」「どうして千尋のパパとママは豚になったの?」

これにどう英語で説明すればよいか分からず、「帰ったらもう一回一緒に映画見よう」と逃げた。

 

息子には若干ストーリーは難しかったようだが、舞台の設定が素晴らしかったので終始英語字幕を追いながら集中していた。

 

そして幸か不幸かセントラルロンドン・ウェストエンド周辺はPRIDE祭りだった爆  笑

どんなに想像を膨らませても、ロンドンのこのカルチャーの熱量は言葉を超える。

街中にゲイ・レズビアン・バイセクシャルといった派手な人たちが集結し『自分が自分であること』を祝うのである。

 

お尻を丸出しにしたハードゲイ、体中にピアスを開けた人、全身タトゥーの人々、そしてPRIDEの象徴であるレインボーが街を彩っていた。オシャカには若干刺激的だったが、すでにLGBTQを知っているらしくロンドンの文化を受け入れていた。

 

シアターの帰り道にQueenの路上ミュージシャンがいてとても盛り上がっていたので「ママ観たい!」とマグネットの様に吸い寄せられていたが、オシャカが「家帰るよ~」と腕をひっぱり、ズルズルと帰路についた。彼の方がよっぽど大人泣

 

おかめの若かりし頃は六本木でクラブ遊びが流行っていたので、自分の中の夜遊びスイッチが入りかけたのかもしれないニヒヒ

 

普段は自然を好みロンドン郊外に自宅を持つが、たまにロンドンのロックなカルチャーに刺激を受けると「やっぱロンドン、かっけー!!!愛飛び出すハート飛び出すハート」と心が躍るのであった。

 

この混沌が大好きウインクウインクウインク