15歳のコーヒー屋さん

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清々しい青い空が広がっているブリスベンです。

秋晴れ。

そんな言葉がぴったり。

オーストラリア在住のブロガーさんたちによると、全国で急激に秋が深まりつつあるようですね。

今日のブリスベンは比較的穏やかな気候ですが、南の方では寒さが増しているのでしょうか。

我が家でも、先日ベッドの下から冬物の洋服を引っ張りだしてきました。

まだ完全に衣替えをしてしまうのには早いとはいえ、夏物だけで過ごすのには少々辛くなってきたため。

しばらくブーツと睨めっこ・・・さすがに、ちょっと気が早すぎますかね。(笑)

でも、そんなブーツたちが登場するまで、それほど長い時間はかからないでしょう

今年は早々に妙な風邪が流行り始めているということですし、しばらくボーイズたちには体調管理をしっかりと行っていただかないと。

・・・なんて言っていると、油断している私だけが倒れたりするもの。(笑)

この秋から冬にかけてを元気に過ごすことができるよう、健康に気をつけながら過ごしたいと思います。

 

 

 

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少し前から空き時間にちょこちょこと読み進めていた本を、昨日やっと読み終えました。

いつもブログにお邪魔させていただいているブロガーさん数名がご紹介されているのを見て気になり、日本にいる母に送ってもらったものです。

TVや新聞でも度々取り上げられているとのことで、すでにご存知の方も多いかもしれませんね。

15歳という若さでコーヒー焙煎士になった岩野響くん。

彼の小さかった頃、家族が直面したいくつもの壁、学校に行けなくなってしまったこと、コーヒーとの出会い、そして現在・・・・・

ひとりの少年のありのままの姿が、この1冊の中にまとめられています。

 

 

 

 

 

 

表紙にある一文からもわかるように、彼は発達障害を抱えています。

アスペルガー症候群。

この障害がどんなものなのか世間に理解されていないことも多く、生きづらさを感じながらも懸命に生きている人々がたくさんいるんです。

響くんも、その中のひとりでした。

幼かった頃から、少し変わっていた響くん。

素敵な先生との出会いもあり、小学校は無事に卒業することができたそうです。

でも、その後は学校に居場所を見つけることができず、中学に進学してからしばらくして、彼は不登校という道を選びます。

そんな彼を責めることなく、悲観するでもなく、逆に「それでいいんだよ」と全てを受け入れられたご両親。

というよりも、学校をお休みすることを勧められたのは、苦しんでいる響くんを間近で見ていたご両親でした。

息子が同じような状況に陥ったら、私は彼らのように全面的にサポートをすることができるのだろうか。

この本を読み進めていくほど、そう自分に問いかける回数が増えました。

我が家の息子、実は響くんと重なる部分がたくさんあるんです。

息子には『高機能自閉症』という診断がついていますが、ドクターからは「アスペルガー寄りである」とも伝えられています(詳しく説明してくださっているサイトがありますので、興味ある方はこちらを読んでみてくださいね)。

小さな頃には洗剤の空ボトルをコレクションしたり、携帯の機種を覚えることに夢中になっていた、などと書かれている箇所には、「あー、これ息子だわ!」なんて笑ってしまったほど。

コレクションしているものは違ったり、覚えていたのは携帯の機種ではなかったものの、息子にも似たような特徴があります。

彼が3〜4歳の頃には、一度通った道にある街灯の形を全て覚え、それを長期間記憶するという特殊能力がありました。

現在は地球上に存在する火山の場所と名前、形状や特徴などを、ほぼ完璧に説明することができます(その興味がダムに移りつつありますが 笑)。

彼らみたいな子は、興味あるものに対しての記憶力や集中力は超人並みなんですよね。

高校進学を諦めた響くんでしたが、その結果、天職とも言えるコーヒー焙煎の道に行き着きました。

息子は何を見つけてくれるのでしょう。

楽しみです。

 

 

 

 

 

 

この本には4つのチャプターが用意され、それぞれが響くんご本人、お母さんである久美子さん、お父さんである開人さんのパートに分かれています。

響くんが書かれた部分を読んでいる時には、普段は知ることができない息子の心の中を、ほんの少しだけ垣間見ることができたような気分になりました。

久美子さんと開人さんは・・・とにかくすごいです。

何がすごいって?

ここにはとても書ききれませんので、みなさんにもぜひ実際に本を読んでいただきたいです。

認めること。

受け入れること。

信じること。

私は到底敵わないかもしれません。

でも一歩一歩でもいいので、彼らのように大きな気持ちで息子のことを受け止め、生きていく道を探しやすくなるための『案内板』のような存在になれるよう、これからも努力し続けていきたいと思っています。

 

 

 

楽天ブックス

 

 

 

『15歳のコーヒー屋さん』と一緒に、もう1冊響くんについて書かれた本を購入しました。

 

コーヒーはぼくの杖 発達障害の少年が家族と見つけた大切なもの [ 岩野響 ]

(楽天のお店にリンクします)

 

これから、こちらの本を読み始めてみます。

 

 

 

 

 

 

この本を出版する勇気を持ってくれた響くん、そして大きな愛でお子さんのサポートを続けている久美子さんと開人さんには、感謝の言葉をお伝えしたいです。

あるがままの息子の姿を見失いそうな時には、これから何度も手にとって読み直します。

天職を見つけることができた響くんの存在は、発達障害児を抱えている親御さんにとって大きな希望となったことでしょう。

私たち親は、子供たちの「できないこと」「不得意なこと」に目が行きがち。

もっと大きく目を見開き、今一緒にいる子供のことを、しっかりと見つめなおす必要があるのかもしれません。

そんなことを改めて考え直すきっかけを作ってくれた一冊になりました。

素敵な本を紹介してくださったブロ友さんたち、どうもありがとうございました。

私の愛読書にします。