ログハウス・ビルドのブログ -51ページ目

屋根架け

新年明けましてお目出とう御座います。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

 

定年後にUターン予定のお客様が、今日には帰京との事で来社されます。

有り難い事に、この様な世情の中でも、ログハウスを希望されて住宅などを建築して頂く方々がおられる事に、感謝の念で一杯です。

 

昨年末29日に完成しました「離れ」の経過をご覧ください。

 

 

組み建ての前に、ログに付けられたシールの番号とパッキングリストを見比べて、「壁番-段数」が書き加えられています。

 

 

ログ梱包2個が消えた空間にも、次に板・戸・窓・屋根床下材などの梱包が開封されて準備されました。

 

 

西側棟木近くに、コア抜き機で換気扇用の穴が空けられています。

 

 

今回は床下と屋根に断熱材を追加しました。ただ、鹿児島の夏の陽射しは並大抵では有りませんので、熱気を抜く為に換気扇を設置します。

 

 

棟木の上で合わされた屋根垂木は、三角板で緊結。

 

 

桁の上では屋根垂木の間に面子板(転び留め)が設置されています。

 

 

天井板が張り終わり、そのタイミングで屋根足場の設置が始まりました。

 

 

本来はこの天井板が野地板兼用で、この上にルーフィングが張られてその上に屋根仕上げ材のアスファルトシングルが載りますが、屋根断熱材を設置する為に、天井板の上に更に追加して屋根垂木が取り付けられ、

 

 

断熱材のミラフォームがカットされて

 

 

南北両面の追加垂木の間に設置されました。

この夜の小雨予報に、屋根をブルーシートで覆い、三日目を終了。

組み建て 二日目

 

東西の妻壁が組み上がって行きます。

室内では電気屋さんがログに横穴を開け、照明やコンセント等の配線中。

 

 

母屋が南北2列にそれぞれ2段掛けられ、

 

 

東側の小窓の上にもログが載りました。

 

 

中央に3段の棟木が組み上げられていますが、アレッ?!

上から2段目と3段目が上下逆になっています。

 

 

やり直して棟木が上がり、ログ組みが完了しました。

 

 

四隅に通しボルトが設置され、東西の妻壁にもそれぞれ2本ずつの通しボルトが設置されました。

 

 

妻壁のセトリングに対応して、屋根垂木にはスライド金物が母屋と桁の上に取り付けられています。

 

 

屋根垂木が設置されて二日目が終了しました。

組み建て

いよいよ大工工事の開始です。

 

 

先ず束石へ墨付けをし、

 

 

一段目の5本を置いて確認が行われました。

 

 

半ログの上に一段目が組み合わされ、

 

 

次に、交差する2段目が半ログの上に叩き込まれます。

 

 

手前二段目の反りが大きく、治具を使って矯正しながら組み合わせ、

 

 

その上に載ったログがしっかりと嚙み合っているか確認中。

 

 

少しずつスピードが上がり、

 

 

上下のログを緊結する為に、ログに空けられた穴に木ダボ(角材)を叩き込みながら、

 

 

一段ずつ組み上がっていきます。

 

 

同時に電気屋さんにより、ログ壁内への配線が進んでいます。

照明5ヶ所、換気扇、それらのスイッチ、内外コンセント5ヶ所、エアコン配線、ブレーカー配線が手際良く準備されている様です。

 

 

ロフト用の梁5本が準備されましたが、

 

 

その上に載る中央の梁が極端に反っており、

 

 

何とか無理矢理叩き込んで、長い釘2本で固定されました。

 

 

好天に恵まれ、15段目まで順調に組み上がり

 

 

初日を無事に終了。

足場設置

 

満載のトラックが到着し、

 

 

横に設置する円柱部材が間隔を取りながら並べられていきます。

 

 

砕石敷の場所では鋸くず等の掃除が行き届きませんので、四方にブルーシートを敷いて、その上に足場の設置をお願いしました。

 

 

横棒が間隔を計測しながら四方に置かれ、

 

 

最初の柱が南西の角に立てられました。道路と接近した場所だけに、道路との距離を確認しながら慎重に進められています。

 

 

二本目三本目と柱が立ち、次々と横に接続され、

 

 

二面が立ち上がりました。

 

 

上の道路に上がってみますと、錦江湾を隔てて桜島がその雄姿を見せ、その右側遠くには鹿児島市内と思しきビル群が微かに見えます。

 

 

四面に縦横組み上がり、

 

 

道路側に階段が付いて終了しました。

 

 

さて、この中にどの様なログハウスが出来上がりますか

 

 

約一週間で完成の予定です。

キット到着

 

コンクリートベースの上に束石が据え付けられ、遣り方材が撤去されました。

 

 

左手前に約6畳の部屋、右奥が入口で約3畳のウッドデッキが付きます。

 

 

南隣家の先には錦江湾に浮かぶ桜島。

 

 

バルト三国のエストニアで伐採・加工そして輸入されたログキットが、2日前に神戸の倉庫から搬出され、長い道のりを経てようやく到着しました。

 

 

左2梱包がログ、右2段が板類、

 

 

そしてロフトへの階段と通しボルト。

 

 

よく羽子板金物で手足を怪我したりズボンを破いたりしますので、1段目が載るまで空き缶で養生しました。