海外のマスコミでも大きく取り上げられたデーター捏造事件
はい。
今日のテーマは、謝罪です。
Lobyは見逃していたニュースなんですけど、去年の11月に、古川聡飛行士が総括責任者を務めた、宇宙での滞在を想定した医学研究で、データの捏造と改ざんする不正行為があり、当時、JAXAは古川氏を含む関係者を2023年に処分すると発表していたのが、今週JAXAから発表されました。
それによると、山川理事長と鈴木和弘副理事長を厳重注意、佐々木宏理事は訓告。この3人は1月分の月給のうち10%の受け取りを辞退するというものですが、肝心(研究チーム総責任者)の古川宇宙飛行士の処分は―
戒告処分だけ。
ちなみに【戒告処分】とは、問題行動があった従業員に対して、厳重注意を言い渡す懲戒処分をいいます。 多くの会社で最も軽い懲戒処分として定められている。
古川聡宇宙飛行士が、データの書き換えと捏造という深刻な罪を犯した(直接的にではないにしろ)研究チームの責任者であるにもかかわらず、JAXAの佐々木宏理事は「今回の研究の実施責任者としての資質と、宇宙飛行士の資質は異なる」と話し、古川氏の宇宙飛行の予定に変更はないと説明し、現在ISS(国際宇宙ステーション)に滞在中。
JAXAって、内閣府・総務省・文部科学省・経済産業省が共同して所管している法人だから、国民の税金で維持しているわけでしょう?
今回の研究だって、費用(税金)2億円も注ぎこんでいるわけです。
それを「おまえ、もっとしっかり監督しなきゃいかんじゃないか!」(肩ポン!)
みたいな軽い懲罰なんて。
納得行きませんね。
京都大iPS細胞研究所の論文捏造・改ざん事件では、責任者の山水康平特定拠点助教を懲戒解雇処分とし、当時所長であったは山中伸弥氏も監督者として処分を受けています。
(処分の内容については公表されていないけど、戒告あたりでしょう)
STAP細胞をめぐる事件では、小保方晴子研究員は懲戒解雇相当の処分、センター長の竹市雅俊氏は譴責処分、ノーベル化学賞受賞者の野依良治氏も同研究所理事長を辞任しています。
研究論文やデーターの改ざん事件についてググってみたら―
日本は「科学論文の捏造大国」
という記事がありました。
これにはビックリしましたね。
(いくつか記事がありますけど、Lobyが見たのはこちら)
もう、見慣れたというか、見飽きた感じの日本人の謝罪ですけど。
謝って済むと言うような過ちだけでない、大きな過ちも多々あるんですよね...
昔だったら、平民なら打ち首、武士なら切腹だったでしょうけど
現在は、そんな厳しい刑はありませんけど、人を死傷させたり、
多数の人たちの命を危険にさらしたり、大きな迷惑をかけたりした者には、
もっと厳しい罰を適用すべきだと思いますね。
ご訪問有難うございます♪