ネットフリックス...
新型コロナウイルス禍のために、視聴者数が急増しているそうですが
このストリーミングサービス会社、日本の国営TV放送局顔負けの教育番組(正しくは啓蒙番組?)も制作しています。
最近、観た番組の中でインパクトの強かったのが
『ビッグデータ黄金時代: 世界の繋がりを科学する』
日本語版のPVは見つからなかったので英語版の動画です
もちろん、ネットフリックスのオリジナルの作品で、人間同士、または人間と世界や宇宙は驚くほど複雑につながっている。
今日のタイトルは、サハラ砂漠の砂のエピソードで(上のPVのエピソード)、2万トン以上のサハラ砂漠の砂がアマゾンの熱帯林に落ちて、リンなどの養分をあたえているほか、アフリカ大陸の西側で発生する大型ハリケーンを殺すという、まったく想像もしない結末も生み出しているそうです。
アマゾン熱帯雨林に高さ325メートル観測塔
国立アマゾン研究所とドイツのマックス・プランク研究所の共同出資で、アマゾンの森林の真っただ中に建設された南半球では世界最高の気候変動の監視塔だそうで、恥ずかしながらLobyもその存在を知りませんでした。
この観測塔の目的は、気温、水、二酸化炭素ガス、風、雲の形成、炭素吸収量、天候パターンなど幅広いデータを収集。
いや、こんなとてつもない観測塔、科学技術にほとんど予算を使わないブラジルだけでは作れるはずがないんですよね。
ドイツ人(マックス・プランク研究所)は、毎年、膨大な面積のアマゾンの森林が失われるのを看過しているブラジル政府などと違って、真剣に地球環境の変化に注目していますしね。
アマゾン地域の大規模農業者のせいで、毎日平均2110ヘクタール(サッカーコート約2000分)失われているのにブラジル政府が何もしないので、ヨーロッパの国々はブラジルへの投資を縮小するというペナルティーを課しているくらい(これには当然ドイツ政府も含まれる)ですからね...
アマゾンの森林保護を無視した政策を続けるブラジル大統領を批判するヨーロッパの元首たち
牧草地や農場を広げるために、保護森林の人為的火災やブルドーザによる破壊、木材の不法伐採などが組織的に行われているアマゾン。
日本が輸入消費する大豆もほとんどが森林破壊されたあとの土地で生産されている
先住民の保護地域への鉱山事業の進出も政府は認可する方向に向かっている
ブラジル産フード(大豆、牛肉など)のボイコットキャンペーンポスター
ブラジル産牛肉への抗議デモ
あれぇ...
風吹けば桶屋が儲かる- サハラ砂漠に砂嵐が吹けば...?
の今日のタイトル、とんでもない方向に脱線してしまいました。
とにかく、とても興味深い作品ですので、是非、ご覧になってください。
ご訪問有難うございます♪