シンガポールや香港に行くと国際都市だと感じる。
これは、多様な文化を受け入れる社会的なインフラが整っていると同時に
実際に移民や外国人と触れ合う機会が多い環境に慣れているからだろう。
その一端を感じるのが、
I am a Singerという元々韓国の番組が、中国の湖南省の放送局で「我是歌手」として
リメイクされた番組の一コマ。
この番組は約10名の歌手が、約十週間に渡って、点数を競い合う。
常に上位にいないと勝ち残れず、翌週は別の歌手と入れ替えになるような
仕組みのよう。
そのトップ歌手の顔ぶれは、中国だけではなく、香港、台湾、マレーシア
韓国などのトップ歌手が英語や中国語の歌で競い合う。
グラミー賞の地区予選を毎週やっているようなイメージを感じる。
以前聞いたことがあるのは、台湾や香港はスター登竜門で、そこで売れて
中国本土に展開するのが定石。ひとたび香港の歌手が中国本土進出すれば
香港では、「彼女は中国本土(の市場を取り)に行った過去の人」となる。
以下の香港人歌手のG.E.M.もその一人。
ビジネスチャンスを国を越えて考える題材が常にある環境。
グローバル化目線はビジネスにおいて、チャンスや可能性を広げる
という良い例。