変な時間に寝たら変な時間に起きてしまった。

もちろん変な体勢で寝てたらしく、もはや左肩が変に痛い。

先日、諸事情でi-Dマガジンという表紙のカバーが著名人が片目をつむってる雑誌を買いに昼間外に出ました。

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で、ちょっと離れたところにある本屋さんまで街中を歩いていたら、前から手を振って女性が近づいてきました。

誰だろう?と思ったら、同じオフィスで働いてるAさんでした。

因みにAさんとは同じオフィスとはいえ席も遠けりゃ会社も全く違うし仕事も全然違うので、これまでオフィスですれ違うときにちょっと一言二言くらいしか話したことがありませんでした。

因みにAさんはオフィスの女性陣から『一番綺麗!』と言われる存在で、確かに凄く綺麗で背も高く洋服もオシャレで、うちのオフィスで一人だけメチャクチャ浮いてるような存在です。

もはや香港なのに一人だけ丸の内で働くOLが紛れ混んでるような感じです。

あと、何が凄いって彼女は日本語をアクセント・イントネーション含め、完全に話せます。

香港に来て…というか、これまで出会った外人の人で一番日本語が上手い…というか、顔の見えない電話だったら、まず日本人じゃないとは分からないレベルに日本語を話します。

大学は東京の早稲田大学に留学したらしいんだけど、それにしても日本語が上手すぎる。

そんなAさんと街中で出会いました。

『あっ!』と思ったら、Aさんの方から話しかけてきたんだけど、

『あー、カブトムシさーん!またサボりですか~?』

って…

ちゃんと話すのは初めてなのに、いきなり結構な角度でぶっこんできました。

『サボりですか~?』

ならまだしも、

『またサボりですか~?』

って…ツライ。

何がツライって、強く否定出来ないところがまたツライ…

『そうそう、仕事疲れたからちょっとサボタージュしようと思って…』

と返事すると

『へぇ~、カブトムシさん、フランス語も分かるんですか?私、今フランス語習ってるんですよ!』

とAさん。

うーん…こっちの調子が狂うくらいAさんはミス・パーフェクトだ…広東語・北京語・英語・日本語でフランス語もか…

因みに『サボる』ってのはフランス語で破壊活動・妨害工作を意味するサボタージュからきてる言葉で、日本では大正時代から『サボる』という言葉で使われだしています。

で、Aさんにi-Dマガジンの事を話して、どっか売ってるところを知らないか聞いたところ、

『しょうがないから、私も一緒にサボタージュしてあげますよ!』

と。

結局、日本人と香港人の二人の工作員は、香港の街へサボタージュに繰り出しました。

ってか、僕に会う前にそもそもAさんは、もはやサボタージュしてたと思われます。

かなり凄腕の工作員です。