今日は日本から来てる出張組とのお仕事最終日。

お昼過ぎには仕事も終わり、色々とお店巡りへ。

とあるお店でボスが

『あぁー、俺だったらこのバッグ買うなぁ~。ちょっとカブトムシくん、コレ持ってみ。』

非常にイヤな予感がする。

なんとなく別れる直前の彼女から『話があるんだけど…』と言われるような、あのイヤな予感に似た感じだ。

僕はボスの言う『このバッグ』を言われるままに手に取った。

『こっちに鏡あるから、ほら、立ってみ!ほら、すごいカッコいいじゃん!そんなMARNIのバッグなんかより全然いいじゃん!』

マズイ、非常にマズイ流れだ。

『MARNI』が、もはや『そんな』呼ばわりされている…

大雨洪水警報が発令されてる目黒川のような流れだ。

もはやこの流れは変えるのは容易ではない…

僕は以前接客に弱いと書きました。

人の良い人の接客には、つと弱いと書きました。

今日改めて気付きました。

僕はボスの接客にも弱い…

弱いとかもはやそんな強弱のレベルではなく、もはや無力だ。

結局、事実だけを言うと、僕はボスが言うその『このバッグ』を買った…

普段、バッグを持つのがイヤで手ブラで出社するような僕が、バッグを買いました。

ただ、前向きに考えようと思います。

ボス曰く、『このバッグ』をストリートのカッコに合わせると最高に『カッコいい!』らしく、モテるらしい。

以前にも書いたがこの歳になると全てのモテる術(すべ)は試さなければ…と、もはや前向きに考えるようにしている。

というわけで、とりあえず非常に僕らしくない『このバッグ』を買った。

久しぶりにたぎった。

久しぶりに予想外の出費だった。

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