小嶋隆史の「小さな会社の経営法則」ブログ

競争は常に、有利な条件の者と不利な条件に置かれる者に分かれる。両者同じように戦ったら、最初から有利な条件のものが勝に決まっている。
救いは、ランチェスター法則によって明示された「弱者の戦略」だ。


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「絞り込め!」とよく言われる。

 

ランチェスター的には、「小規模1位主義」、「部分1位主義」というのが当てはまる。


●小さくてもいいからNO.1の分野を持て!

●小さな範囲に資源を集中せよ!

という原則がこれを表している。

 

が、これができる人は少ない。

 

様々な分野に手を出したり、遠距離営業に出かけたりと、身の丈を超えたことをしている方が一般的かもしれない。

 

なぜ、絞り込めないのだろうか?

 

絞り込むには、一定の覚悟がいる。短期的な売上低下も覚悟しておかなければならない。

そこには、「これしかやらない!」という決断力や人生をかけるくらいの必勝の信念がいる。



 

 

昨日の北陸NO.1実践交流会で講演してくれたエンパワー・サポート(株)の高井社長は、保育士派遣に絞り込み見事な業績を上げている。

 

もともと様々な事業を立ち上げうまくいかず、人材派遣業に落ち着くが、リーマンショックで急降下。かなりの借金を抱えることになる。



 

逆境の中で、儲ける事業を探すのではなく、自分でも社会に役立つ事業を考えた、と高井さんはいう。

 

必死に考えた結果、子育て支援、レディーファーストというコンセプトとともに保育士の派遣事業に特化していく決断をする。

 

待機児童が社会問題になって久しい。

高井さんは、一人の保育士さんを派遣すれば少なくとも3人のママさんが喜んでもらえる、という。

 

派遣業界全体からみれば、保育士派遣の市場はかなり小さい。

しかも、ライバルは1社のみ。その1社は規模は10倍。だが、保育士に特化しているわけではない。

 



知り合いの保育園をたどり、情報収集を始める。


ライバルがやれていないニーズを丁寧にくみ取れば、勝算あり、とふむ。


そして、誠実さを武器に、自ら保育園を回り、少しずつ取引先を増やしていく。


もちろん、最初から上手くいくはずもないが、これに賭けるしかなかった。

他をやる余裕はないが、必ず上手くいかせるという信念と事業に対する集中力はあった。




その信念は、どっから来るのだろうか?


この信念はぶれることなく、

保育士が働きやすい環境を少しでよくすることに集中し、

自ら現場回りを強化し、保育園との信頼関係を築きながら園にとってメリットのある対策を打ち続ける。


結果、口コミで派遣登録の保育士が増え、今では、ライバルがマネできない常に先をいく卓越したサービスも行っている。

 

当然、この分野では1位に。

 

ちなみに、高井さん自ら保育士免許をとっているそうだ。

 

 

人生を変える転機には、師との出会い、逆境があるといわれる。

 

絞り込みの決断、その覚悟ができたのは、リーマンショックという危機と、

尊敬する専業主婦であった母上の言葉があったからだと高井さんは言う。

 

「もっと違う人生があったかな」

 

 

今回の講演で、普段の勉強会で見せる顔と違う「本気」の顔を見せてもらった。

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