2023年熊野詣 | 関西西宮で自宅占いサロン『COCO』 横山蓮花のブログ

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2023年12月20日から二泊で、冬至の熊野参りをしてきました。
前の記事でもチラッと書きましたが、
忘備録として、まとめて書いておきます。

西宮から車で那智大社まで約五時間。
朝7時に自宅を出発し、12時過ぎに那智に到着しました。
和歌山の紀伊半島をぐるっと回るので、結構遠いのです。

熊野那智大社、那智の滝は徒歩圏内で、青岸渡寺は那智大社の境内の中にあります。


那智山青岸渡寺の三重塔。

1972年に再建されたもので、参拝料を支払えば、内部に入れます。

私は時間がなかったので、今回は入りませんでした。


バックに那智の滝が見えていて、素晴らしい景色✨




熊野那智大社と青岸渡寺は元々は那智の滝を中心にした神仏習合の修行道場でしたが、明治に青岸渡寺と那智大社に分離したそうです。


青岸渡寺の現在の宗派は天台宗で、御本尊は秘仏で如意輪観音。

ご本尊のご開帳は、今年は8月17日19時前から20時前まで、というかなりタイトなご開帳です。

私が参拝した日はお前立ちの如意輪観音像が幕の向こうにかろうじて拝観できました。

(暗すぎてほとんど見えなかったけど)



青岸渡寺のすぐ隣には熊野那智大社が。


朱塗りの立派な社殿です。



そして、神武天皇が東征の際、上陸した場所からこの滝が見えたという、那智の滝。

熊野那智大社の別宮、飛瀧神社の御神体です。



那智から次の目的地、神倉神社(新宮)へは車で40分ほど。
暗くなる前に、新宮の神倉神社と熊野速玉大社は参拝せねば!と急ぎました。

神倉神社の参道は、源頼朝が寄進したといわれる、急な鎌倉積み石段538段を登ります。




こんなことになろうかと、ちゃんとトレッキングポールを両手持ちし、山用シューズに履き替えて臨みました。

お社の向こうの巨石は御神体のゴトビキ岩。


この辺りはキリッとした神聖な空気が満ちていました。

やはり高い場所は良い⛰️

昔の人が、お山を御神体と感じたのが分かります。

特に神聖なお山とされる場所は、気が全然変わりますね⛰️




登りの時は、杖もあるしゆっくり登ったので全然しんどくなかったですが、急すぎる下りは怖かったです。

途中から女道(緩めの山道)が分岐してたので、私は迷わずそちらを選びました。
女道への分岐のところには、「毒蛇注意」との張り紙がありましたが、冬なので、マムシ様も冬眠中のはず。

私、階段よりも、普通の山道が好きなので、短距離ではありますが、心地よい山道の降りを楽しめました。
夫は男の矜持か?急な階段を降りてました。
後で「怖かった?」と聞くと、
「怖いのかなって思ってたけど、降りてみると全然怖くなかった」だそうです。

私は女道から最後の方で階段に合流した、ちょっとの階段でも怖々でしたけど…💦
男の子ってちょっと危険なのか好きなんですよね。
夫は立派なおじさんですが少年の心をまだ持ってるのでしょう。

神倉神社からすぐのところにある、熊野速玉大社。

こちらも朱塗りの立派な社殿です。

写真の本殿から向かって右にたくさんの摂社が並び、多くの神様にご挨拶できました。



熊野参りの1日目はこれで終了。
川湯温泉で宿泊しました。
こちらの露天風呂は川沿いにあり、気持ちいいのですが、なんと混浴!
そのため、露天風呂に行く時は、専用の湯帷子を着て湯に浸かります。
服を着て湯に浸かるって初めてかも。
混浴は何度か入ったことありますが、これまではタオル巻きでした。

湯帷子はタオルより気を使わないので楽でした。

と言っても、なぜか、露天風呂には夫以外居なくて、気兼ねなく露天風呂を楽しみました😊

クリスマス前の平日だったし、旅館自体も空いてたからかもしれません。

熊野参り2日目。冬至当日。

川湯温泉から車ですぐのところにある熊野本宮へ。



こちらの社殿は、赤くない!

昔は今の場所から徒歩10分くらいのところにある大斎原(おおゆのはら)に熊野本宮はあったそうですが、洪水が起きて多くの社殿が流され、残っていた社殿を今の場所に移築したそうです。

なので、古いままなのですね。


熊野といえば八咫烏。

八咫烏ポストがありました、

黒くてカッコいい🐦‍⬛



歩いて大斎原へ。


日本一の高さの大鳥居は2000年に建立されたものです。

凄く大きかった!



大斎原は三本の川の中洲にありますので、すぐそばに河原が。




この日はかなり寒くて雪も舞っていましたが、河原は日が照り、暖かで、草一本も生えていない不思議な場所でした。

暖かくて、心地よくて、静かで、穏やかで。

ずっとここにいたい…思ったほど。


そして、なんとなく、ここは極楽浄土なのかも、と思いました。


この辺りの河原、草一本も生えてない、こういう、小石がゴロゴロしてるだけの河原なんです。


小石は賽の河原みたいに、誰かが、石を積み上げていたり。


河原水の流れを見ていると、どんどん心が落ち着いて、現世で生きていればどうしても生まれてくる心の汚れや不要な感情などが、ほろほろと消えていく。


ここは本当に死の国なのだなと、心の奥の方で感じました。


よく、熊野は死の国。

熊野詣では、死んで生き返る、再生の旅だ、という表現を聞きますが、私の肌でその感覚がわかったような気がしました。


熊野権現のWikipediaでは、


熊野本宮大社の主祭神の家都御子神(けつみこのかみ)または家都美御子神(けつみみこのかみ)は阿弥陀如来、新宮の熊野速玉大社の熊野速玉男神(くまのはやたまおのかみ)または速玉神(はやたまのかみ)は薬師如来、熊野那智大社の熊野牟須美神(くまのむすみのかみ)または夫須美神(ふすみのかみ)は千手観音とされる。

三山はそれぞれ、本宮は西方極楽浄土、新宮は東方浄瑠璃浄土、那智は南方補陀落浄土の地であると考えられ、平安時代以降には熊野全体が浄土の地であるとみなされるようになった。』

とありました。


やっぱり、阿弥陀如来!

極楽浄土でした。

新宮や那智では感じなかったこの極楽感。

阿弥陀如来像と意識を合わせている時に感じる感覚と似てると思ったんですよね。


熊野三山は、かなり昔から、信仰を集めていたようで、平安時代の和泉式部が参拝した時の和歌なども残っているそうです。

熊野詣は京都からだと往復600キロ、一月かかったそうです。(ひと月が、片道なのか往復なのかは不明)

昔の人も、死後の極楽行きを願うだけではなく、この肉体で感じる極楽感、穏やかで、波もなく、現世の汚れが落ちていく感覚を得たくて、お参りをして来たのかも、と思えた一瞬でした。


河原の前で黄昏れる弘法大師幼少の真魚ちゃん人形。



この日は、熊野本宮だけが予定だったので、宿のチェックインまで時間が余りました。

それで、どこか行けないかな、と調べて見つけたのが、玉置神社⛩️です。

口コミなどを読むと、「呼ばれた人しか行けない神社」だとか。

道が狭くて対向も難しいとの事で、怖がりの私は不安になりましたが、夫が「奈良の道は対向できない道が当たり前だし、そんなもん。大丈夫、大丈夫」というので、ビクビクしながらも向かうことに。


途中、だんだん気温が下がって来て、雪も吹雪くようになり、外気温はマイナス4度。


やっと辿り着いた駐車場は広かったですが、私たちの他に2台ほど車がある程度。

こんな雪の日にわざわざ山の上の神社に来る人は少ないんだろうな、と思いつつ、山シューズに履き替え、トレッキングポールを両手に持ち、毛糸の帽子、手袋を装着して、本殿へ向かおうとしたら…


ブォーーー〜‼️

という、正体不明の大きな音が響きました。

私は牛が鳴いてるの?と思ってたんですが、

夫が「駐車場でおばちゃんが法螺貝吹いてた」というので、正体が判明しました。

玉置神社は、元々山岳修験者達の宿場だったそうなので、その関係で、修行されている方が法螺貝をお吹きになったのでしょうか。

駐車場から本殿までは徒歩10分ほど。

近いですが、階段が凍っていたのと、割としっかり登りだったので、ゆっくり登りました。

冬の登りは、ちょっとでも急ぐと汗をかきます。

汗をかくと、途端に汗冷えするので危険です。

汗をかかないよう、ハアハア言わないくらいで登るのが鉄則!

(山登りする時には汗冷えしないよう、網になった下着を着るので、多少の汗は平気なんですが。)

吹雪で風も強かったし、手袋をしてても手がかじかんで、冷たかったです。


本殿の裏側に、御神木があり、樹齢三千年の神代杉と夫婦杉がありました。


ここに来たと言われる空海さんも、樹齢1800年のこの杉を仰ぎ見たのでしょうか…想像力が掻き立てられます。



玉置神社には、大日堂社という建物がありました。

金剛界、胎蔵界、とあります。



元々は大日如来をお祭りしていたお社でしょうか?


玉置神社では、空海筆と言われている悪魔祓のお札が置いてありました。


悪魔祓…ってなんとなく怖い表現ですが、空海さんグッズには目がない私達夫婦なので、もちろん御朱印と共に頂いて帰りました。



こちらは携帯用の小さめお札。

しっかりした厚めの和紙で作られています。




旅の最後は、ずっと憧れていた十津川温泉へ。

硫黄の香り豊かな、疲れを癒す温泉でした♨️



今回は長年の夢だった、熊野にお参りできて、本当に嬉しかったです!


熊野古道には今回時間がなくて行けませんでしたが…
いつか、一部だけでも神聖な山道歩いてみたいと思っています✨