マシュー・ぺリー急死! | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

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映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。

 

もう、大ショックで頭が大混乱してします。ちゃんちゃんが~!マシュー・ペリーが28日に急死しました。享年54。自宅のジャグジーで溺れたそうです。

 

アメリカの大人気ドラマ『フレンズ』で、主役のひとりチャンドラー・ビングを10年演じていました。『フレンズ』が10年で終わったのは、あまりの人気に、出演者のギャラがどんどん上がっていき、ひとり一話(30分)1億円になったからだそうです。それぐらい、人気のあったドラマでした。

 

 

85年から92年まで放映された『愉快なシーバー家』にゲスト出演。87年には、リヴァー・フェニックスの『ジミー/さよならのキスもしてくれない』に出演。そして、なんと、90年から91年の『ビバリーヒルズ高校白書』にゲスト出演しています。えー!?勿論、当時はマシュー・ペリーのことは知らなかったです。当時はゲストだったのに、今はビバヒルのレギュラー陣全部を追い越す有名人になってしまいましたね。

 

 

 

 

 

 

そして、94年から始まった『フレンズ』で、ヤングエグゼグティブだけれど皮肉屋で、でも心は温かいチャンドラーを演じて人気になりました。『フレンズ』は、女性3人、男性3人の仲良しグループの物語で、最初は20代後半から始まって、終わりには、30代後半になっていました。恋愛、失恋、仕事、など色々なエピソードが詰まっていましたが、この6人の友情だけは、固い絆で結ばれていました。あー、大好きだったなあ、『フレンズ』。男性陣の中では、チャンドラーが一番好きでした。しっかりお金持っているし(そこか?)、仕事もしているし、信頼できるし、ロスのような頼りなさや、ジョーイのような地に足をつけていない、ということもない、一番まともな人だったんですよね、結局。

 

 

ニューヨークでいつも彼らが集うコーヒーショップ、Central Perkには行ってみたいなんて思ってました。それから、NYのツインタワー。いつも、ドラマに映っていたのに、9.11のテロの後には出てこないのも大ショックでした。

 

『フレンズ』だけではなく、2000年の『隣のヒットマン』ではブルース・ウィリスと共演していますし、2009年の『セブンティーン・アゲイン』では、ザック・エフロンの父親役を演じています。『ホワイトハウス』や、『グッド・ワイフ』などにもゲスト出演しています。

 

『フレンズ』は、最近リユニオンが作られて、みんなが久しぶりに集まって、きっと和気あいあいとしたことでしょう。でも、これから、何度リユニオンをしても、チャンドラーはいない。早すぎますよ、こんな事故で……。

 

他の5人も、何も言えないくらいショックでしょう。とにかく、とにかく『フレンズ』は面白かった。

 

あまりのことに、言葉もないですが、ただただ安らかにお休みください、としか言えません。

 

さよなら、マシュー・ペリー。『フレンズ』は永遠に残ります。

 

 

 

大ヒットした主題歌「I'll be there for you」を捧げます。