私がダルクを退寮した日の話。


スタッフが母親に迎えに来るように連絡し

母親が宇都宮まで車で迎えに来た。


久しぶりに母親に会える嬉しさ、

家に帰れるのかという期待。


車を走らせる中


自分『お母さん!これから何処に行くの?優里は家に帰れるの?それとも何処かの病院に行くの!!』


母親『…』


自分『ねえねえ!お母さん!病院かなぁ??』


母親『…』


一言も喋らない母親。


しばらくすると、急に車を止めて

私の荷物を道路に全て下ろし始めた。


母親『降りて』


自分『…?うん』



何処だかよく分からな場所で私は降りた。

母親はそのまま車に乗って、車のエンジンをかけて走ってった。置いてかれた。


それが、母親と最後にした会話。

20代だったと思う。


私は、母親の取った行動に 唖然。


だけども、

負けるものか!と、荷物を両手で持ち上げ

人づてに聞いた道をバスに乗って

長岡まで帰ってきた。


これが若干トラウマになっている。



カワウソさんと買い物に行くと、

カワウソさんは車に忘れ物をすることが多々あるので、『優里さん、ちょっと待ってて財布忘れた』店内で私は待っているんだけども、このままカワウソさんは私はを置いて車をブーンと走らせ 捨てられるんじゃないかと、どうしようもなく不安になる。



まず、今までの経験上

人を信じることが出来ない。


別に悲劇のヒロインで同情されたいってワケじゃなく、生きてると何かと怖いことってあるんだなぁっていうボヤキです。